10月31日トンレサップ湖へ
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今回の、主たる活動先は、プノンペンの学校であるが
翌11月1日に支援を組んでいるので、今日はトンレサップ湖周辺の
水上生活とその周辺ににある学校を訪ねることとする。

移動は、ガイドが準備したマイクロバス。
ドライバーとガイドのキムさんとボランテァイで女性ガイドのシンネンさんが同乗してくれる。

トンレサップ湖はシェムリアップのホテルから車で30分

乗船場の少し手前に、住民の憩いの場所といわれる集会場があった。
お祭りや日曜日などにみんなが集まって遊ぶところらしい。

集会場は、道路から、板で繋がっており容易に中に入れる。
湿地帯の上に建てられており、雨期になると建物の下は水であろう。

椰子の葉で作られた建物は天井が高く、風通しがよくて涼しそう、避暑に最適!?

CMの看板はここでも元気がよく目立つ


ほどなく、トンレサップ湖の乗船場についた。
湖は観光地、アジア人、ヨーロッパ人、家族連れが多い

湖の中央まで小さい船で行く。
 
コミュニティ時津の一行も船に乗り込む(左)  船では子供たちも労働力体一杯使って船の発着を手伝う。(右)



 



家は、水上に筏を組んで、その上に細い木と椰子の葉で作られている。
中に家族で寝泊まりしているのだがトイレは?飲み水はどうするのだろう?
そして、夜の・・・・・・・次から次に興味が湧くのだがガイドには聞けなかった。

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トレサップ湖は琵琶湖の10倍の広さ、平均水深3b、深いところで7b。
魚種は多いが生活は貧しい。
ここで魚を獲って市場で売る。
その金で野菜を買って帰る。そんな生活らしい。


観光客の船が湖の真ん中まで進むと、子供たちがタライに乗ってチップを貰いにくる。
中には親子でやって来る時もある。

年中、暖かい国であるから、夏休みに大村湾で海水浴をする思いをすれば
楽しいことこの上ない光景である。

しかし、チップが家計の足しになり、家族の生活を助けているとすれば事情が違う。
彼らにとっては、容易に現金収入を得る手段なのだろう。
タライに乗った子供に肥満はなかった。


海上生活者の子供たち用に船上学校がある。
筏のような船の上に教室を造ってある。

トンレサップ湖は雨期と乾期で水位が大きく違うため
船上学校は、子供たちが通いやすいように、水位にあわせて移動するらしい。

(水上生活者の家、雨期になれば水位が上がり学校も移動する)


何故そんなに水上生活に執着するのか?
陸に上がったらどうなのか?
現地ガイドに尋ねてみたが明確な返事は返ってこなかった。


生まれ育ったところが一番いいのか?
陸に上がってもいい生活が出来ないのか?






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