湖面一面に袋葵(ほていあおい)が・・・・
                        ---野田郷下山(したやま)の堤----
                                               2003.10.16
野田郷から横尾町に抜ける道途中に下山堤がある。
堤の湖面一面は浮き草の布袋葵に覆われて見事な景色となっていた。
緑の葉と青紫の花で埋め尽つくされた堤はまるでじゅうたんを敷き詰めたよう。
近くの人の話によれば、季節的にもう遅く、梅雨の頃はそれはそれは見事だったとか。

布袋葵は熱帯アメリカ原産。日本には明治時代に移入してきた。
葉の根元が袋のようになっていて水に浮く。
このふくらみが布袋さんを思わせるところから布袋葵の名前がつけられた。

布袋葵は繁殖力が強く容易に湖面を埋め尽くし害草として嫌われている面がある。
外国でもブルーデビル(青い悪魔)という別名もある。
しかし、悪魔というにはかわいそう。
この頃は丈夫で美しく育てやすいところから家庭で育て観賞する人も多い。
休耕田を利用して「布袋葵の里」として景観づくりに取り組んでいるところもある。