カンボジアの小・中学校に電気をつけようツアー報告
10月22日(金)12:00
コミュニティ時津が呼びかけたカンボジアの小中学校に電気をつけようツアー一行8人は
ソーラーパネル2基と皆様から寄せられた衣類、文房具など支援物資を、機内持ち込み限度の160キロを積み込んで
22日12:00福岡国際空港を出発、カンボジアへ向かった。
タイ航空搭乗員のやさしい合掌で迎えられた8人は、時計の針を時差2時間分ずらして、5時間後の15:00タイのバンコク空港へ。
バンコク空港で乗り換えて、よくある”1時間遅れて”カンボジアで3番目に大きい都市シェムリアップへ。
空港に迎えにきてくれたガイドkimlyさんの案内で、ホテルへ到着したのは20:30分。
時間が遅いので、カンボジアでの食事は、日本料理の店しか営業していないという。
まあ!いいか
まずは無事到着と明日からの活動に備え乾杯!
バンコクで1時間遅れ ホテルに到着荷物を降ろす 食事、無事到着で乾杯 外国旅行客用ホテル50$は高級
22日朝8時に家を出て14時間、今日はもうお休み!
いよいよ活動開始・デコボコ道を走る!
10月23日(土)朝
荷物を積み込んだバスは、「2015年には中国へ通じる、幅50メートルのアジアロードになる」という道を走る。
そのことが信じられないような未舗装の埃りっぽいデコボコ道。
行けども行けども沼の葦と見間違うような稲作の田園地帯、沼と、じかまきの稲が植えられたたんぼが続く。
(田んぼに点在する農家と、沼と、牛と のどかな田園風景が延々と続く。沼では子供が泳ぎ大人は投網で魚を獲っていた)
腹がよじれるようなデコボコ道を走ること1時間30分目的の小学校へ到着。
昨年建設された綺麗な小学校(右)だが電気もトイレもない。
ガイドの話によれば、トイレは「自然」だと。
確かに開放感に浸れると思う。
子供の数は約500人先生17人。午前7時と午後1時からの2部制で500人の授業をカバーしているという。
(土曜日にもかかわらず、村の教育長、校長先生ほか大勢の方が私たちを迎えてくれた)
この学校は
ポーンムコムルー小学校
という。
中心街から国道6号線を約1時間30分走ったところの
ポーンムコムルー村 ソラナールコミューン コロラーン地区 シェムリアップ州
にある。
学校は電気がないだけに電信柱がない。
野原に建物と門柱がただあるだけ。
晴天の雲一つない青空は、学校を一層シンプルにみせる
(先ずは学校の先生たちと交流・挨拶)
↑写真左の中5人は小学校の先生、左端太田さん右端川口さん。
右の写真前列2人が村の教育長(左)と校長先生(右)
教育長の目はやっぱりシャープです。
校長も教育長もサンダル履き。暑い国の文化です。
ちなみに、子供たも靴はあまり履かない、履けば靴下も必要だし・・・。
先生は20歳台。私たちの訪問のために、精一杯お洒落して、待っててくれたように見受けた。
小生が小さい頃、「学校の先生と天皇陛下」はトイレには行かないものと思っていた。
よもや、このうら若き乙女の先生が「自然」なんてあろうはずがない。
現地の人と一緒に取付け開始!
学校関係者も一緒に作業。言葉は通じなくても心が通じれば十分。
作業を一緒にしていると、カンボジという国にいることを忘れてしまう。
緊張の中に、時々でる笑顔がいい。
↑ソーラーパネルの取り付けはベテラン友岡団長と学校関係者
↑室内の電球取り付け、高さ3、4メートル。机を3段に積んで取付ける。
琴海町の渡辺園長先生が慣れた手つきで活躍(写真左最上部)。
右は、現地で手伝ってくれた青年。学校関係者?↑
左/女性教師に折り紙を指導する太田さん 右と下/皆様から預かった衣類をプレゼント
左/教室の机と黒板 右/衣類は先生から今日いない子供たちへ渡される
電気が点いた!
電球2個が点いて喜びの記念写真。右テーブルの左側に座って右をみている人が校長先生。
教育者らしく厳格そうだ。
校長先生は、将来この教室を図書室にしたい。しかし、まだ本がない。
と、言っていた。
日本の本に、カンボジア語のルビをふった本が集められると
有難いのだが。
高校へ移動
小学校での作業を終えて、国道6号線を更に30分走る。
日本の中学校と高校が一緒になった高校に到着する。
50人の先生のもと約1500人が学ぶマンモス校。
校区は相当広いと考えられる。
校舎は4,5棟からなっていた。
ここは屋根が高くトタン葺きで急勾配の屋根
ソーラーパネルは軒下の窓を利用して取り付けることに。
はしごは軽くて強く長い竹でできている。
(作業は友岡団長とガイドのキムリーさん。)
↓天井が高くて机を重ねても届かない。身軽に梁に登ったのは現地の青年。
ハイ!点きました。
ここでも事故なく無事点きました。
外は太陽が強い真昼間なのに意外と光って見える
やっぱり記念写真。一番右は小学校からこの学校まで来てくれた教育長。
(こうして一緒に並んでみると、日本人とカンボジア人の区別は難しい。)
写真右端は、私たち訪問者用に用意してくれたミネラルウォター。
私たちが現地の生水を飲むとお腹をこわすことをご存知のようだ。
*
幸いなことに、カンボジアには台風が殆どこないらしい。
意外と簡単な取り付け工事で終わったが、反省意見が一つ!
この裸電球に傘を取り付けるともっと明るいだろう。・・ごもっとも。
今度のツアーの目的の一つ、学校にソーラパネルを取り付ける作業は、23日の昼過ぎに終わった。
学校の先生、ガイドのキムリーさん、村人たち、そして訪問者の皆様
お疲れ様でした。
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電気を使っての”勉強や集会を終えてから”の家路は
満天の星が照らしてくれるのだろうか。
ロマンチックに想像してしまった。
10月23日昼過ぎ作業が終わった。
これから世界遺産の観光だ。
その前に腹ごしらえかな?
(下へ続きます。クリックしてください。)
アンコールワットへ向けて走る
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