2004年11月24日 10:00

飛行機でシェムリアップをたって50分もするとプノンペンの空港に到着。
カンボジアの首都だけに人が多い、バイクも多い、活気を感じる。

某NPO法人の、「学校建設計画予定地」を見学することにした。
カンボジアは
「雨季になると川の水が氾濫し田んぼが水浸し」になるという。
10月24日、まだいくらか水に浸かった田んぼを右手に見ながら
やっぱりガタゴト道を走った。

途中、バスを降りて「自然のトイレ」を利用。
走ること1時間?やっと目的地についた。
今、既に学校が1棟建っていた。その棟の横の地(上の写真)にもう一棟増築する計画と聞く。

建設予定地に到着すると、現地の子供たちが木陰で遊んでいた。
皆様から預かった衣類を子供たちにプレゼント、風船あそびで子供たちと遊んだ。
この子供たちには、親や兄弟がいるごく普通の子供たちであろう。
笑顔がいい。生き生きしている。
  
      それ似会うよ!ほんと?会話が弾む。      少年たちは、はにかみながら試着していた。   

小さい子を上の子が見ながら、友達と遊び、そばで親が見守っている風景。
電気もない非文明的な生活ではあるが、ここの子供たちの心は豊かで幸せそうに見えた。



子供たちと別れを告げ
HEADOの孤児院へ向かう。
この孤児院には昨年訪ねソーラーパネルを取付けた場所。
パネルのメンテナンスと、子供たちとの交流が目的。
    
赤土の田んぼの中の道を走る(最左)。
こうなれば、今自分がどの辺を走っているのか全く分からない。
途中、沼で魚つりをしている子供たちとで出会った。
好奇心旺盛な訪問団一行、バスをとめて子供たちと交流。
若い聡美さんは、子供たちの釣竿を取上げて釣りに興じる。(写真左から2番目)
それが、なんとゴンズイのような魚が1匹釣れるではないか!現地のみんなも拍手喝さい。(その右)

あちこちの沼では泳いだり、投網で魚をとったっりしていた。(最右)
魚釣りを楽しんでいる側に、奇妙なバイクが1台。
荷台に大きなスピーカーを2個積んだバイク、ステレオである。音楽がガンガンかかっている。
バイクによる移動コンサート?何に使うのか疑問を残したままだった。


HEADOの孤児院に到着

こちらには、約17名ほどの孤児が収容されている。
経済的に貧しく親から見放されたり、親がいない児ばかりである。
平均寿命5歳?、生まれながらにエイズに感染している児もいるという。
 
 10畳ほどの部屋1室(右)にベッドらしきものが2,3台あるだけ。
このベッドに寝れない人は床で寝るらしい。

みんなで利用するトイレと風呂↑もちろん一箇所だけ。

昨年、共同の居間に2個取付けた電球が1個しかない。どうしたのかと尋ねたら
建物の外に電気が欲しかったらしく、移動して使っていた。写真↑
立派に利用されていたので安心した。
  
ここでも、皆様から預かった衣類、靴をプレゼントした。この時はわずかに笑顔が。

お別れは近所の子供も交えて、一緒に記念撮影。

支援物資を渡すとわず笑みがこぼれるが
子供たちは、自分の生い立ちを知っているのかように瞳に悲しみをもっている。

私たちを迎えるときも、ベッドの上に
きちんと行儀よく座って迎えてくれた。
おとなしく、行儀がよく「おりこうさん」すぎて、子供たちのエネルギー見ることが出来なかった。
どの児も揃って悲しみをもっているかのように見えた。

こちらの責任者の話によると
この孤児院に資金援助をしているコンピューター学校が閉鎖になる予定で
子供たちの行き先も決まらず困っているとのこと。

問題解決にならないことを承知の上で
行き先が決まるまでの一助になればと
急遽、訪問者個人と「コミュニティ時津」から寄付金を贈呈した。

しかし私たちの力では
どうにもならない、切なさを味わった訪問でもあった。



つづく

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