秋の風物詩 左底の堤干し
2005.9.25

秋晴れながら堤(つつみ)には細波がたつ日曜日の午後
好奇心旺盛な見物人40人が見守るなか
時津町左底郷左底川上流にある、堤の池底を干す作業が行われた。
責任者は朝から堤の栓を抜き、水位が減るのをまつ。
午後から水利関係者10人あまりが集まる。
水位が腰まで下がると、堤にいる魚がだんだんと背びれを見せる。
待ちかまえた関係者は網で魚を捕獲。
捕れた魚は
5,60センチ級の鯉が
2,30匹、フナや小さな鯉が200〜300匹。
一番大きいのは、70cmはあろうか、お腹に赤い斑点のあるきれいな鯉だった。

捕った魚は、自分の池に持ち帰る人、綺麗になった堤に戻す人

帰り際には「公民館に集まろう」という、声が聞こえたので
鯉の洗いと鯉こくで1杯!となったのは間違いなかろう。

楽しい秋の風物詩復活の光景だった。


   

堤を干す作業は、魚を捕るために行われたのではない。

潅漑用の堤は普通2、3年に1回水田に水を必要としなくなる秋、池底の汚泥を浚渫(シュンセツ)するのだが
左底の堤は、水田も少なくなりここ7,8年間行われなかった。
しかし、昨年の異常気温から大量のアオコが発生、左底川にたくさんの死んだ魚が
見つかったこともあり、今回の堤干しとなった。

堤干しでは、鯉や鮒だけでなく外来種のブラックバスや、ブルーギルのほか
道から捨てられたと見られるバイクや自転車も発見され興ざめすることも。


バイクや自転車も



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