時津町民俗資料館主催、時津町史談会共催(何れも長崎県時津町)の平成17年度のふるさと散歩は、
4月29日(金・祝)のみどりの日に、爽やかな春風をお供に、今を盛りと咲き誇る花々に癒されながら、
午前10時にB & G海洋センターを出発し、予定通り史跡を巡り午後2時45分に解散した。
31人の一般参加者と主催者の民俗資料館の館長、スタッフ、説明役の史談会の皆さん、
安全監視役の役場職員でチームを組み、初対面の人も久しぶりに会って旧交を温める人も、
和気あいあいと歓談をしたり説明に耳を傾けたりで楽しくコースを歩いた。
参加者の年代は、60才代が17人と圧倒的に多かったが、小学生の参加も5人を数えた。
20代、30代の人が少なく寂しかったが、子どもが小さく連休の初日でもあったので
近場の行楽地にでも出掛けたのだろうか?
全員が約8kmのコースを無事完歩し、、最後に山下 和俊民俗資料館館長から“ふるさと名人証”が手渡された。
民俗資料館がカナリーホールに併設されてから、毎回コースを変え今回で3回目となるふるさと散歩は、
「時津町内の史跡を巡り、先人達が残した文化遺産に触れ・見ることで、
後世に文化財を伝えていくことの大切さを学ぼう」という趣旨の基に、
競争でなく自分のペースで完歩することを目標に実施されている。
今回の参加者からは、「毎回楽しみにしている、普段行けないところに行けるのが嬉しい」
「お花が綺麗だし、初めてのところが沢山あって楽しかった。次回も是非参加したい」
「時津町に35年住んでいるが、初めてのところばかりだった」
「適度な距離があり運動不足解消と、時津の歴史の一端に触れることができた」
「時津の田舎に家老職の家が残っていることにびっくりした(片山家)」
「今まで何度も通ったが知らなかった。家の中に入れてもらい大事な古物品を
見せてもらい感動した(片山家で庭や井戸、兜や燭台、書物、書見台を見せてもらったことについて)」
その他、「熊野神社(中山)の上の社が見たかった。もう少し時間が欲しかった」
「もっと土の上を歩きたい」「島にも行ってみたい」「古墳を見てみたい」などの要望も寄せられた。
参加者31人中、18人は昨年の参加者、13人が初めての参加者。
初参加者の中には、経験者(過去の参加者)に誘われてという人もいた。
リピーターが多いということは、この企画がよいということであり、口コミで広がっているようだ。
時津の歴史に触れ、適度の運動をして、周囲の景色に癒されて、爽快な気分になる。
来年も誘い合わせて、‘家族と・・・ 友達と・・・ 恋人と・・・’ みんなで参加しましょう!!
散歩コース
B & G海洋センター(午前10時出発)⇒熊野神社・川端地蔵尊(日並)⇒城の辻(遠望)・火の首池(日並)⇒
八幡宮(子々川 《昼食》)⇒熊野神社(中山)⇒片山家石垣・右馬様の墓(中山)⇒B & G海洋センター(午後2時45分解散)
散歩風景(要所で史談会の皆さんが説明)
熊野神社(日並)
八幡宮
熊野神社(中山)
子々川浄水場
中山ダム半周
ふるさと名人証授与
'05.05.05 y.canata