ホタルの幼虫を放流しました

平成17年9月10日(土)、鳴北中学校下の川(時津町新開地区)に、
ホタルの幼虫を放流しました。

時津町左底郷在住(長崎県)の長岡さん(当法人会員)が孵化させ育てていた幼虫を、
新開地区子ども会の皆さんと放流しました。
これは地域の方からホタルの幼虫を放流して欲しいという要請があって実現しました。

当日は、曇り時々小雨の天気で心配していましたが、それほどの大降りにはならず予定通り実施しました。

新開子ども会の子どもたちや保護者の方と、NPO法人コミュニティ時津の会員など
約20人が新開公園に集合しました。

最初に、子どもたちからホタルについての質問を受け、一問一答方式で答えた後に、
幼虫を放流用のバケツ10個に移して、川(放流地)の方に移動しました。

川では放流地点付近(約100m.の範囲)のゴミ拾いをした後に、
子ども達が一列に並んで一斉に放流しました。
放流したホタルが、来年は元気に飛んでくれることを願っています。

元々は三面張りの川に、土砂が堆積し草が生えて蝶々やトンボ、めだかなどが生育しています。
渇水時の水量が心配ですが、擁壁面からちょろちょろと流れ出る湧水が頼りです。
ホタルの餌となるカワニナが豊富なことと、今年、ホタル1匹という確認情報も入っており期待しています。

川の中に入ってごそごそやっていたら、近所の方が数人出てこられて、
何か手伝うことはないかと声を掛けてくれました。また篤志家の方がいて、
看板を立ててやるという話も進み、文言など子供会と相談して決めるということになりました。

このようにホタルの輪がどんどん広がりネットワークができて、
ホタル⇒きれいな水⇒環境改善・保全へと、関心が高まれば非常に良いことだと思っています。

放流の模様

y.canata '05.09.11

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