y.canata '05.10.28

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学習の模様

「時津ふるさと学習」は、4年生の総合的な学習のテーマとして取り上げ、4月から時津川の観察や
ホタル観賞会を行い、先日の10月6日(木)にはホタルの幼虫を校内の池に放流しました。

今回の学習はその続きです。この学習は郷土に愛着をもち、さらに住みよい町にしていこうとする
態度を育てることを狙いとしています。4年生の学習では、ホタルを育てることを通して、
身近な自然や環境の移り変わりについて学習したり、今後の課題について取り組みます。

10月27日(木)の学習は、午後2時30分から3時30分まで、時津小学校のドレミ教室で行ないました。
先生から講師の紹介があったあと、役場の本山氏から時津町の護岸工事について、
「護岸工事が必要なわけや生物にやさしい工法」などについての話がありました。

続いて、NPO法人 コミュニティ時津がプロジェクターを使いスライド写真で、「NPOとは何か、
NPOとNGOの違い、どのような活動をしているか、何故しているのか」などについての説明をしました。

次に、時津川、ウォーターフロント(時津港)のゴミの山や清掃活動の状況を・・・、
ホタルの学習では、ホタルの種類や時津町内のホタルが飛ぶところ、
今年幼虫を放流した場所などを、スライドで勉強しました。

残りの20分間は質問の時間にしました。出てきた質問は、「幼虫を放流したが、
今後どんなことをすればよいか」「ホタルの幼虫は1年に何回放流するのか」
「時津町でホタルが1番飛んでいるところはどこか」などでした。

中でも「何でこのような活動をしようと思ったのか」という質問もあって、適切な回答が
出来たかどうか?答える前に質問者の意図をもう少し聞きたいと思う場面もありました。

長岡さんからは、来年は成虫から卵を産ませ、
孵化させるところからやってみたらどうかいう投げかけもありました。

学習の中では、「大村湾は宝の海です。海水の循環が少ない海なので、汚れた水を流したり、
油をそのまま流したりしないようにしましよう。またゴミは拾うことも大切だが捨てない心がけが
もっと大切です。周りを見回し自分たちの出来ることから始めましょう」という話や
「ホタルはきれいな川、環境のシンボルです。時津の町に、いっぱいのホタルが飛ぶように
しましょう。将来は、ホタルの幼虫を放流しなくても、自然の環境(循環)の中で、
ホタルがどんどん増えてゆくような町にしましょう」というような話もしました。

今後の学習予定は、調べ活動を計画的に活用できるよう、グループごとに
計画を立てさせる。そして調べたことの発表会を行う。さらに自分たちが
できることということで、廃油石鹸を作り(リサイクル)、使ってみることにしています。

最後のまとめとして、1年間の活動や環境を守るために、回りの人達に伝え、
共に活動しようとしたかという観点からこの1年間をふりかえるそうです。

子供たちの澄んだ目、真剣なまなざしが印象的でした。
何かを感じ、何かを掴み、実践して、大人になっても思い出してくれることを期待します!

平成17年10月27日(木)、時津町立 時津小学校(垣内 富勝校長 児童数539人)の
4年生(児童 75人 担任:一瀬 みお子・橋本 薫 養護:野 奈美江)の
総合的な学習の時間に、役場 住民環境課の本山 真悟氏と
NPO法人 コミュニティ時津から長岡・青山・田窪の3名が参加しました。

時津町立 時津小学校 「時津ふるさと学習」
y.canata '05.10.6

昨年の放流にリンク

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ホタルの歌合唱

幼虫を囲んで
左端背中が校長先生

放流シーン

放流シーン

お礼の言葉

児童からのメッセージ

棲み家づくり(長岡さん、森下さん)

立っている大人、左から一瀬先生、橋本先生、長岡さん、森下さん、本山さん、野先生、山岸教頭先生(半分切れて申し訳ありません)

放流風景

清々しい秋晴れの下で、4年生(2クラス 75人)の児童が、校内の池にホタルの幼虫を放流しました。
ホタルの幼虫は、時津町ホタルの里づくりの会の長岡さん(当法人会員)や森下さん(左底郷)、
樫本さん(日並郷)が、5月に捕獲した成虫が産んだ卵を孵化させ、
数ミリメートルまで育てて、夏休み前に学校に預けたものです。

学校では先生と生徒が、ホタルの餌のカワニナを捕ってきて与えるなどの面倒を見て、
大きさが1〜2cmになる今日まで大事に育ててきました。

放流には垣内 富勝校長先生をはじめ山岸 秀雄教頭先生、担任の一瀬 みお子先生、
橋本 薫先生、養護の野 奈美江先生と児童75人、役場住民環境課の本山 真悟さん、
左底郷の森下 止さん、当法人から長岡・田窪が参加しました。

放流場所は、ホタルが棲みやすいように、長岡さんと森下さんが、
事前に場所づくりをしました。

放流に先立ち、児童たちからホタルの育て方を教わったお礼の言葉や
幼虫を育てて感じたこと、感動したことについての発表がありました。
また来年ホタルが飛んでくれるようにと、全員でホタルの歌を合唱しました。

放流は紙コップに入れた幼虫を、児童1人1人が手に持ち、願いを込めて順番に放流しました。

自然任せですが、棲み家づくりなど手を加えた分、来年こそは飛んでくれるでしょう!

平成17年10月6日(木)、午前8時30分から時津町立 時津小学校(垣内 富勝校長 児童数539人)の
4年生(75人)が、総合的な学習「時津ふるさと学習」の一環として、ホタルの幼虫を放流しました。

時津小学校でホタルの幼虫を放流

放流シーン
一番奥に教頭先生