ホタル観賞会

平成18年5月25日、NPO法人 コミュニティ時津の呼びかけで、ホタル観賞会を催しました。

観賞会には、約20人(諫早から3人)が参加、昨年、幼虫を放流した所を含め、
時津町内(長崎県 時津町)の4つのポイントを4台の車で移動し、観賞しました。

午後7時30分スエヨシ井手園店駐車場に集合、配車や観賞ルート説明、
ホタルの学習(豆知識の習得)などを行い、7時50分に出発し
新開⇒日並⇒左底(青雲高校下)⇒左底(隠れ岩観音)⇒
野田⇒元村(井手園橋下)の順に回り、予定通り9時40分に終了しました。

今年最初にホタルが飛んだのが5月3日(観測点 青雲高校下)、
一昨年、昨年の4月28、29日に比べ5〜6日間遅れであったせいか、
観賞会当日は、昨年に比べやや少なめでした(3日前はよく飛んでいたという
情報もあり)。今月末から6月の初めぐらいがピークではないでしょうか?

ホタルがよく飛ぶのは雨上がりの風がない日で、
生暖かく感じる、月明かりもない暗い夜の午後8時〜9時頃です。

ホタル観賞には、気象条件を確かめ、時間を見計らって出掛けましょう。
昨日から今日までに降った雨で、明日以降(5/28〜)が
絶好の観賞日和となりそうです。

各ポイントとも地形の違いから飛び方にも特長があり、甲乙つけがたいところですが、
野田川(野田公園の上流約800m〜1000m)では、橋を境に上流側のホタルは、
見上げるほどの大木に絡みつくように飛び交い、下流側のホタルは、
高さ1.5M、幅50mほどの雑木の茂みにしがみつくようにして光を放っています。
2つの変わった光景が見られるという点で、お奨めのポイントです。

何かと暗いニュースの多い中、しばし時を忘れ、ホタルが演出する神秘的で
幻想的な世界に浸り、身も心も癒して、明日の活力を養ったら如何でしょうか!


ホタルの里親の長岡さん(当法人会員)外数名は、来年に向けて始動しました。
ホタルの雌と雄を捕獲して、卵を産ませています(写真 右 初孵化)。
これから幼虫に育て、放流の時期は9月〜10月です。

ホタルに関心のある方で、ホタルを育ててみたいという方はいませんか?
もしその気がおありでしたら、当法人にご一報ください(Tel 095-840-2140)。
長岡さんが、成虫採集から幼虫放流までのノウハウを伝授します。

出発前ミーティング

ホタルの成虫(黒い点)と卵(黄色いシミ)

y.canata '06.5.27

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孵化したホタルを示し説明する長岡さん