長崎県や各市町の漁業関係団体でつくる「長崎県海と渚環境美化推進委員会」(委員長 川端 勲県漁連会長)主催の
「県下一斉浜そうじ」の開始式が、7月15日(土)時津ウオーターフロント公園で開かれた。
この活動は、「県民の貴重な財産である美しい海と渚の大切さを認識し、次世代に継承しよう」と毎年、
7月15日から8月13日までをキャンペーン期間として、県内各地の海岸で実施している。
早朝(午前8時30分)の開始式には遠くは五島や波佐見町からの参加もあった。
開始式では川端 勲委員長や平瀬 研時津町長、松田 孝成大村湾漁業協同組合組合長等の挨拶の後、
約400人の参加者は手に手にごみ袋を持ち、海岸沿いに散乱しているごみを拾い集めた。
清掃時間は10時までの短時間ではあったが、参加者が多かったことと梅雨の晴れ間の爽やかな天気にも恵まれ、
日頃の浜そうじでは拾えない石に挟まったごみや木くずなども取り除く(拾う)ことができた。
集めたごみは軽トラック3台に乗せ、処理場に運び処分した。
今回は数日前に大きな催しがあって、掃除されていたことと風向き(南風)の関係で比較的
ごみが少なかったが、北風の吹く時季には一週間もするとまたごみが吹き寄せられる。
ルールを破って誰が捨てるのか!風に飛ばされるごみの管理の問題か!
住民一人一人の「余分なごみを出さない」、「決められたところ以外に捨てない」心がけが大切である。
参加者は小さな子どもから老若男女、職業も漁協関係者や公務員、自営業の方、各種団体・企業の方など
多岐にわたっていた。このような催しを契機に幅広い層に環境に対する関心が高まっていけばと期待している。
開始式、そうじ風景