3世代交流の川そうじと川遊び

左底地区(長崎県 時津町)では平成18年8月20日(日)、
3世代交流の“川そうじをしながら水に親しみ遊ぼう”という催しを開催した。


青少年育成協議会や自治会、子ども会からの呼び掛けに約50人が集まった。
午前9時に左底公民館(公園)に集合し、今回の催しの主旨説明や注意事項、
実施要領の説明の後に、時津町総合福祉センター裏から梯子を伝って川に入った。

雨上がりで通常よりもやや水量が多く、水に親しみ遊ぶには丁度良い加減の水量で、
子どもたちは川に入った途端に何か獲物はいないかとはしゃぎまわっていた。

青雲高校下でほたるの幼虫を放流した後、川底を歩きながらごみを拾い、
カワニナやサワガニを見つけては大声を上げ、楽しみながら川をさかのぼった。

終点の“ほたるの里”では、雑草や川底のヘドロをさらえてきれいにした後、
休憩をとり動き回った後の美味しい弁当を食べた。

最後に予め準備していた鯉や金魚の稚魚を子どもたちの紙コップに入れてやり、
育成協議会の会長さんの掛け声で一斉に放流した。子どもたちは「居らんごとなった」とか、
「見つけた!網の下に居ったぞー」とか、「大丈夫かな」と心配する子など、
元気に育つことを願いながら自分の放流した魚の行方を目で追っていた。
解散は予定通り12時ジャスト、皆さんご苦労様でした!

参加者の中には80才を超えたおじいさんから生後10ヵ月の赤ちゃんと5才の子どもを連れた
お父さん、お母さんも参加、小学校低学年の元気な男の子や活発な女の子も居て
川の中を完走、文字通り3世代交流の催しとなった。

子どもたちからは、「初めて川に入った」、「楽しかった」、「またやるのか」という声が聞かれた。
主催者から「また来年もやるぞー」という返事が返り、「やったー」と子どもたちは喜んでいた。

ごみを拾ったり、ほたるの幼虫や稚魚を放流したりしながら川を汚してはいけないとか、
命の大切さを学んでくれたものと思う。左底地区の川そうじは今回が初めての試みで、
同じ日の夏まつり(夜)と抱きあわせで計画したということであった。

このような催しが年中行事の一つに加えられることで、
世代を越えた地域住民の交流や環境意識がますます高まるものと思う。

この日は時津町商工会青年部のウオーターフロントの掃除と重なり、当法人からは
左底川に3名、ウオーターフロント(時津港)に4名が参加し汗を流した。

またNIB長崎国際放送が24時間生放送の取材で訪れ、出発前のミーティングの状況や
ほたるの幼虫の放流風景などをカメラに収め、子どもたちやほたるの里親の長岡さんに
インタビューをした。正式な放送はほたるの飛んでるシーンも撮影(来年5月ごろ)したいということで、
来年回しになったそうであるが、編集次第では27日の12時から一部放送(未定)するとのことだった。

川そうじ(川あそび)の模様

長岡・森下さんの指導でほたるの幼虫を放流(青雲高校下)

鯉と金魚の稚魚を放流(ほたるの里)

ほたるの幼虫の放流

稚魚の大物を放流

ミーティング

インタビューに答える

幼虫を持って真剣な表情

川に入る

取材を受ける

インタビューに応じる長岡さん

気持ちがいい川歩き

楽しい弁当の時間

ほたるの里川底さらえ

ほたるの里の清掃

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y.canata '06.8.23