平成18年10月30日(月)〜31日(火)、長崎県立佐世保青少年の天地に於いて、
「環境教育リーダー研修基礎講座」が開催された。
主催は文部科学省、実施主体は九州地方環境事務所、協力 長崎県教育委員会。
第1回を福岡県、第2回が佐賀県で今年の長崎県での開催は3回目。
募集定員60名(うち30名は教職員等)に対し、65名が受講した。
一般参加者の中には、行政の環境担当やNPO、大学生、
生ごみリサイクルに取り組んでいる人たちの参加があった。
10月30日(月)、午後2時からの開講式の後、長崎大学 教育学部 学部長長の
橋本 健夫先生が、「環境教育の充実に向けて」というテーマーで基調講演を行った。
環境教育における教員の役割りでは、地域社会と連携をとりながら児童・生徒の環境
への危機感を醸成し、環境意識を持たせて、行動に移させることが肝要であると説かれた。
10分間の休憩を挟んで午後3時30分から班別体験型研修
(環境教育プログラムの体験等)が、5班に分かれて行われた。
班別のテーマーは下表の通り。下名は第5班に入り、研修を受けた。
大地といのちの会代表の吉田 俊道先生と聖和女子学院の中尾 慶子先生の指導で、
生ごみ堆肥化の取っ掛かりのところを、実際に生ごみや土を触って体験した。
班 | 講師 | 所属 | テーマー |
---|---|---|---|
1 | 旭 芳郎 | 雲仙100年の森づくりの会 会長 | 森づくりと炭酸ガス削減 |
2 | 管 洋一 | とりかぶと自然学校代表 | 身近にできる自然な学校 |
3 | 松島 範行 | 有限会社 松環舎 代表取締役 | 環境箱庭キットを使った資源循環とリサイクル教育 |
4 | 吉田 順子 | NPO法人 環境みらい塾 理事長 | 地球温暖化と私たちの暮らし |
5 | 吉田 俊道 | 大地といのちの会 代表 | 生ごみでいのちの循環と有機農業を体験しよう |
第2日目は、「学校と地域の連携について」をキーワードに班別に分かれてのワークショップが開催された。
第5班は昨日と同様に吉田先生と中尾先生のリードで進められ、各人が策定した教育プログラムや
生ごみリサイクルのスケジュールについての報告を行い、質疑応答やアドバイスなどがあった。
午前11時30分から12時30分までは、事例発表(地域での事例、学校での事例)が行われた。
最後に、ワークショップ班別発表・フリー討議・総評があって、午後3時30分終了した。
研修会の模様
佐世保青少年の天地 エントランス側
基調講演 橋本 健夫先生
佐世保青少年の天地 レストラン
つどいの時間 7:30〜
生ごみ堆肥化の体験 生ごみを細かくちぎり、ぼかしを入れ、かき混ぜる 指導:吉田 俊道先生、中尾 慶子先生
y.canata '06.11.4