総合的な学習(環境について)


平成19年1月16日(火)、時津小学校(相川 節子校長)の4年生(3学級 92人)の
「総合的な学習」の時間(14:30〜15:15)に、当法人の2人(青山・田窪)が参加し(招かれ)て、
担任の先生(黒田 剛、作永 紀子、松川 祐一)や生徒たちと一緒に「時津町の環境問題」について勉強した。

 
 授業では4年生代表児童の「歓迎のことば」、「ゲストの紹介」、「環境問題についての話」、「質疑応答」、最後に4年生代表児童の「お礼のことば」で、授業が終わった。

 「環境問題についての話」では、当法人が今回の授業のために編集、制作したCDと地球温暖化について、やさしく解説したCD-ROM(地球温暖化防止推進センターより借用)を使い、画像をプロジェクターからスクリーンに映し出し、話を進めた。

 先ず、時津町の地理的条件、大村湾や時津川の汚染の度合いなどを説明した後、当法人の環境に対する取り組みである河川や港の清掃(ごみ拾い)、生ごみリサイクル家庭菜園、クルージングで大村湾を学習など、活動事例を発表した。
 
 事例発表の中で、ゴミを拾って燃やすと二酸化炭素や場合によっては有害なガスを発生させる、焼却コストもかかるなどいい事はないので、“もったいないの精神”で、「ごみを減らす(りデュース)」、「くり返し使う(リユース)」、「再生して使う(リサイクル)」ことが大切なことであると話した。
 また地球温暖化の話では、このまま便利な生活や物の豊富な生活を選択すると50年後、100年後にはこうなるよという話から、“もったいない運動”や“3R運動”は、身近なところで、自分たちにできること、節水をする、電気をこまめに消す、くり返し(お下がり)使うことなどから始めようと説いた。

 “ミニモニ”(子どもたちのアイドル)が出演する「環境学習に役立つCD-ROM “解決!地球温暖化!”」(企画・制作:環境省/駐日英国大使館)は、時間の都合で半分程度しか見せられなかったが、児童たちは画面に一点集中し、食い入るように見ていた。何番が正解かというクイズ問題になると、全員参加で「ワイワイガヤガヤ」楽しみながら学ぶことができた。子ども向けの(大人も勉強になる)なかなかいい教材であった。

 児童が歓迎のことばで述べた「この一年間環境について勉強してきたが、もっと時津のことを知って、何ができるかを考えたい」ということやお礼のことばで述べた「地球温暖化や時津町のことが分かって、自分にできることから始めることにする」ということばが心に残り、「子どもたちの期待に応えられた話になったのだろうか?」と思ったり、どんな小さなことでもいいので、この子たちが何かを始めてくれればという思いで、「みんなたちがお家の“環境大臣”になって、お母さん、お父さんたちにも教えてリードして欲しい」と締めくくった。

 この子達(小生の孫)の親御さんの小学生の頃は、高度成長期の真っ只中で、煙突から黒煙が上がるのが景気のいい証拠と言われていた時代で、「環境についての学習」とか一切なかった時代ではなかったろうか?そういう意味で、環境の話は子から親へ伝えることも肝心なことではなかろうかと思った。

 今回は時津小学校さんから「環境について」の話をさせる機会をいただいて、環境問題を見直し環境に関する自分の考えを整理することができて、感謝しています。
 また子どもたちの素朴な質問に、どう答えたらいいのか戸惑いましたが、その分調べものもして、自分自身の勉強にもなりました。有難うございました。

熱心に話を聞き、メモをとる児童たち

ホタルの幼虫放流記事にリンク(H18.10.19)

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y.canata '07.1.18

ホタルの学習に参加したり、幼虫の提供をし放流したり、一緒に「総合的な学習」を
してきた長岡さんは、今回は急用で参加できませんでした。皆さんに宜しくとのことでした。