いただきます クッキング教室 講 演 会

    平成19年7月7日、「とぎつ子どもの居場所づくり実行委員会」(代表 青山 泰 事務局 中原 裕子)は、“いただきます クッキング教室の一環として、「食育」「温暖化」をテーマに、東部コミュニティセンター大会議室に於いて講演会を開催した。

   午前10時から12時までの2時間弱の時間内で、「食育」については大村市の自然食レストラン「あぐり」、玄米菜食「げんげん」で、創作料理を作る傍ら料理教室を開いている料理研究家の樋口 聡子氏が講演。 「地球温暖化」については長崎県地球温暖化防止活動推進員の伊豫田 和代氏が講演した。

   樋口氏は、バランスのよい食事を心掛け、朝食は必ずとること。よく噛んで食べると頭の働きもよくなる。できるだけ無農薬や添加物の少ない食材を選ぶ。日本特有の文化でもある発酵食品(味噌や醤油など)を使った料理を食べる。野菜の皮や芯は、捨てずに料理して食べるようになど、ご自身の体験談を交えながら話をされた。

   伊豫田氏は、ここ100年の間に、温室効果ガスの炭酸ガスが急激に増え、地球を熱くしている。地球が熱くなると異常気象が増え、集中豪雨や干ばつにより食糧が採れなくなる。自給率約40%の日本は、外国からの輸入食材が入らなくなり大変なことになる。また、日本にはいなかった蚊などが増え、熱帯性の病気が流行する。温暖化を止めるには、石油や石炭、ガスを燃やして発生する炭酸ガスを減らす必要がある。電気の使用量を減らす(省エネ)など身近なことから取り組んで欲しいと述べた。今回は手製の掛図に加え、スクリーンに画像やビデオを映して話をするなど初の試みもあった。

   お二方とも“クッキング教室”では料理講師を担当しており、子どもの目線に立った分かり易い話をされた。参加者63人(含む スタッフ)の中には、長崎市からの大人の参加もあった。
  
  参加者からは「充実したいい話であった」とか.「有意義な講演会であった」という声が聞かれた。

  朝からの豪雨が原因か、子どもは96人中33人の出席で、今年度のスタート時からの出席率のよさからすると、ややさびしい気がした。

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y.canata '07.7.8

講演会風景

講演を聞く参加者

青山代表挨拶

「地球温暖化」 講師伊豫田氏

「食育」 講師樋口氏