三世代交流の川遊び(時津町 左底郷)

平成19年8月19日(日)、左底郷(長崎県時津町)の青少年育成協議会、子ども会、老人会の皆さんが、
地元の左底川を歩きながら「川遊び体験」をしようと午前9時に左底中公園に集まった。

 川遊びには子どもや保護者、実行委員会の皆さん、役場住民課の早瀬川さん、鳴鼓小学校の山口教頭先生、NPO法人 コミュニティ時津などから約60人が参加した。

 例年、鳴鼓小学校で育てた幼虫(提供 左底郷在住長岡さん 「ホタル里親の会」「NPO法人 コミュニティ時津」会員)は、新学期が始まってから児童と一緒に左底川に放流していたが、今年は左底川の川遊びに合流して、一緒に放流することになった。従って、鳴鼓小学校の分を自宅で育てた3人の児童(久留里郷在住の児童を含む)と保護者も、約1ヵ月間育てた幼虫の入った飼育器を抱えて参加した。

 時津町総合福祉センターの裏側から川に入り、左底川をさかのぼり「ほたるの里」までの約1kmの川底を歩いた。ごみを拾ったり、サワガニを触ったり、ハヤなどの小魚を発見しては大声をあげ喜んでいた。途中、左底川支流の隠れ岩観音の方にも約200mほど歩き、魚の多い溜まり場で折り返して「ほたるの里」へと向かった。

 青雲高校下では、約500匹(鳴鼓小学校児童・長岡・森下・岡さん飼育分を含む)のほたるの幼虫を小さな容器に分け、森下さん(左底郷在住 ほたる里親の会)が「ほたるの幼虫が成虫になるまで」の話をした後に、幼虫の入った容器を手に手に川に放流した。中には2度も3度も幼虫のおかわりをして川に放っている子もいた。

 終点の「ほたるの里」では、草むしりや異常に繁殖した藻の除去、空缶やビニール類のごみを拾うなどの清掃作業を行った。その後、弁当とお茶が配られ身体を動かした後の美味しい昼食をとった。食事が終わってからは金魚が2〜3匹入った容器を手にして、口々に「元気に育てよ」と声かけながら川に放流してやった。

 全ての行事が終わったのが正午(12時)、全員の安全を確認して解散した。後日談、実行委員会の皆さんが、考えてやったことだと思うが、金魚の天敵除けに、(魚釣りの)筋を空中に張ってあるのが確認された。

 初めて川に入る子や久し振りに川に入ったという保護者の方など、みんなが川底を歩きながら貴重な体験をした。また、子ども達は、ほたる(幼虫)や金魚の放流を通して、生き物を大切にする心や命の大切さを学んでくれたことであろう。

 30度を超す真夏日であったが、熱中症になる人も居らず、途中、ムカデやハチにも遭遇したが、老人会のみなさんなどでガードしてくれたお陰で、事故もなく全員完走したのが何よりであった。
                    
                      実行委員会の皆さんお疲れさまでした!!

左底川を歩く

ほたるの幼虫放流

事前の全体ミーティング

福祉センター裏から左底川に降りる

ほたるの幼虫

ホーム

y.canata '07.8.30

きれいになった「ほたるの里」と食事中の皆さん

「ほたるの里」へ向かう

「ほたるの里」の清掃開始

金魚の放流

金魚

「ほたるの里」に到着