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時津川の清掃

 平成19年10月20日(土)、流域住民や企業・団体に当法人が呼び掛け、時津川の全長にわたって清掃を行った。数週間前までは、真夏日の続く毎日でうんざりしていたが、清掃日当日の空模様は曇り空ながら、爽やかな秋風の吹く好天気に恵まれた。時津川の川底をごみを拾いながら歩いても、汗をかくほどのこともなかった。

 今年で4回目となる時津川の清掃も、時津町長選の前日ということや慰安旅行、ボランティアの別の予定が入っているなどで、例年よりも地元住民の参加が少なかった。それでも時津町内の2つの銀行からの参加者や時津中学校のボランティアグループの生徒、役場職員など、約80人が参加して実施した。

 午前8時30分からNPO法人 コミュニティ時津の青山理事長の挨拶、実施要領の説明などを行い、9時ごろからごみ拾いを始め、ごみ運搬車(軽トラ)への積み込みは11時に終了した。運搬担当は、11時30分にはクリーンセンターから集合場所に戻り、最終(反省)ミーティングに参加した。今回は大物の鉄くず類が少なかったが、草木やビニール、空き缶など700kgのごみを拾い処理した。
 反省点としてはクリーンセンターへの持ち込み連絡の不十分や実施時期の問題、地域住民の参加者が少なかったことなどが挙げられ、今後の課題として次回までには対策を検討することにした。

 時津中学校の総合的な学習でボランティア活動に取り組んでいる生徒18人が参加し、熱心に楽しみながらごみを拾い、大人と一緒に奉仕の汗を流した。
 実施要領説明の前の時間を割いて、当法人のカンボジア訪問団に対し、時津中学校の校内で呼び掛け集めた支援物資の文房具が、3年生の池田 晃子さんから青山理事長に贈られた。池田さんは「世界には恵まれない子がたくさんいます。何かお役に立てることがあったらと思い、文房具を集め贈ることにしました」と述べ、青山理事長は「皆さんの心と支援物資をカンボジアの子どもたちに届けます。帰国したら現地の様子を報告します」と述べた。なお、5泊6日の予定で11月6日(火)出発の7人の訪問団の内3人が居合わせて、青山理事長から紹介された。

 こうして中学生の頃からボランティアに興味を示すことで、環境意識が芽生えたり、世界や身近な友人を大切にする心が育まれていくものと思う。我々はこの気持ちを大切にし、精一杯サポートして行くことにしている。

  当法人の呼び掛けで行う時津川及び時津港(ウォーターフロント)の清掃は、それぞれ年1回実施しています。次の機会には地域住民の方がもっとご参加くださるようお願い致します。

y.canata '07.10.20

一般参加の皆さん

一般参加の皆さん

支援物資を贈る

ミーティング

時津中学校ボランティアグループの皆さん

集めた支援物資文房具の一部を贈る