　12月22日(土）、町立時津保育所（長崎県時津町　濵野やす子所長）の園児１００人が、日頃の生活（学習）の成果を発表するクリスマス発表会が催された。

　前日の雨模様とは打って変わって、からりと晴れた冬空という好天にも恵まれて出足好調、どこの家族も総出の観賞となったようだ。おじいちゃん、おばあちゃん、兄や姉、弟や妹、おじさんやおばさんなどの姿を、例年よりも多く見掛けた。また、毎年楽しみにしている地元浦郷老人会（濱本精八会長）の皆さん方も、園児のあどけない演技に笑いがこぼれたり、拍手をしたりでお昼までの半日を十二分に楽しんでいた。
　今年は保育所のゆうぎ室に入りきらずに、廊下で立見する人もいて大盛況であった。

　０歳児のちゅうりっぷ組みさんから５歳児のふじ組みさんまでの園児が、遊戯や歌、合奏、劇などを披露した。今年もいろいろと趣向を凝らした手の込んだ出し物もあって、会場からは感嘆のため息や園児のしぐさに思わず笑いがこぼれたりで和やかな雰囲気の中で発表会が行われた。

　小道具の準備、歌や合奏、演技の指導など、発表会までくるまでの先生方のご苦労も大変だったことだろう。年少組さんは、ご本人が何のことか分からないまま舞台に立たされているという感じで、先生からの身振り手振りでの合図も通じずに、好き勝手に振る舞って（そのように見える）不揃いなところが、皆さんには受けたようだ。
　年央、年長組みさんは本人たちの自覚も芽生え、仲間と合わせようとか、先生の指揮や言うことを一生懸命に聞いて演技しているのが読み取れ、好感をもって見られた。こちらの方は今日（発表会）のレベルまで引き上げるのに大変だったと思う。
　担任の先生方5人が、筒の長さを音階に合わせた手製の楽器などで、園児たちのためにクリスマスの歌を演奏した。忙しい中に何時のまに練習をしたのか、わざと音程を外すところ？がよかった。

　最後に本物のサンタクロースさんが登場、会場は歓喜の渦に包まれた。園児からのサンタクロースさんへ「好きな色は何ですか」「どこから来ましたか」「好きな食べ物は何ですか」「好きな動物は何ですか」などの質問があった。役場の山田さんが通訳し、フィンランドから来たというサンタクロースさんが英語で答え、扇先生が園児に伝えた。園児たちはもっと聞きたいことがあったようだが・・・。サンタクロースさんはプレゼントを渡し、来年も来ることを約束して帰って行った。