平成19年度 あしたのまち・くらしづくり長崎大会

平成20年1月28日(月)、長崎県勤労福祉会館に約200人が集い
平成19年度あしたのまち・くらしづくり長崎大会が開催された。


 主催は(財)あしたの日本を創る協会・長崎県新生活運動協議会・長崎県生活学校連絡協議会。午前10時30分から開会式、11時から「地域力のあるまちづくり」というテーマで長崎国際大学 山本 主税教授の講演、昼食を挟んで午後1時30分から4つの分科会に分かれ活発な意見交換が行われた。

山本教授は講演で小地域活動の活発化について6項目をあげられた。

1.組織の改革が必要不可欠(組織構成団体はこれでよいのか)。

2.従来の事業・活動の見直しを(それぞれの事業・活動は「何のために、何を目指して」いるのか、「その成果は何か」を検証すること。

3.既存団体相互の連携を(地域内の各団体が共通の話し合いの場を持ち、情報を持ち寄り、互いに連携・分担して進めば地域は格段に良くなる)。

4.新しい活動組織を作る(地域内に「新たな支援活動組織」を作ることも必要となる)。

5.新しい人材の発掘養成(「地域は人材の宝庫である。「良い呼び掛け」さえあれば参加協力する人は必ず出てくる。「団塊の世代」の取り込みを図ろう)。

6.活動の財源(助成金・補助金は多くを期待できない。会費制度の創設、寄付金、サービスの有料化、バザー収益金で自主財源の確保・増強が必要。自立支援の原則に反する「気の毒な人々」に「もの、金、食べ物」を与えて事足れりとする時代は終わった。

※ 最後に一人一人の市民が、従来の「お任せ民主主義を」を脱し、真の「住民自治」とは何かを「もう一度考え直し」、地域(ふるさと)の発展とそこに住む人々の幸せを願う心を持って、まず「行動を起こす」こと。それがすなわち「地域力」回復の原動力となる。これが市民力!と結ばれた。

 冒頭、冗談でひとりも眠らせないようにすると言われたとおり、ユーモアを交えた興味ある話を集中して聞いた。今後の活動に活かしてゆきたい。上記は講演内容の一部。
 

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y.canata '08.1.29

開会式

講演する山本教授 「地域力のあるまちづくり」

第4分科会 地球温暖化防止のまちづくり


第1分科会 子育て支援のまちづくり
        助言者 長崎純心大学教授  古賀 義

第2分科会 食をとおしたまちづくり
        助言者 (学)川島学園 副学園長 川島 明子

第3分科会 安全・安心のまちづくり
        助言者 長崎国際大学教授 山本 主税

第4分科会 地球温暖化防止のまちづくり
        助言者 長崎大学環境科学部教授 早瀬 隆司

各分科会の助言者からの講評