y.canata '08.2.21
講 評
講 評
発表 教室左側より
発表 教室右側より
発 表 風 景
平成20年2月21日(木)、時津小学校(相川 節子校長 児童数567人)4年生の学習発表会が開催された。
発表会は1年間の「総合的な学習」の時間で勉強し、活動したことについてのまとめとして行われた。
4年生89人の児童と相川校長先生、担任の先生3人(1組 中尾 寿・2組 橋本 薫・3組 陶山 淳子)、当法人からアドバイザーとして3人(青山・宮崎・田窪)が参加した。
橋本先生が進行役で「調べるコース」(3グループ)、「活動するコース」(4グループ)、「よびかけるコース」(13グループ)、計20グループの発表が行われた。
活動するコースは、ウォータフロント公園や海岸のごみを拾い、拾ったゴミを分別してどのようなごみが多いかを調べたところ、レジ袋やペットボトル、タバコの吸殻が思ったよりも多いことに気づいた。皆さんポイ捨ては絶対にしないようにしましょうと訴えた。
よびかけるコースは、節水・節電・ごみについて、時津・佐世保は水に困っている、水がないと人は生きて行けない。また、地球温暖化が進んでいるこのままでは地球は住めなくなってしまう。ごみのポイ捨てが川や海を汚している。このような危機感を持って、蛇口はきちんと閉めましょう、水の出しっ放しは止めましょう、テレビを見ないときは消しましょう、明るいときは電気は消しましょう、ごみのポイ捨ては止めて拾いましょうとよびかけた。なお、このようなよびかけをチラシにして各学年の担任の先生に配り、クラスで話してもらったという発表もあった。
調べるコースは、環境にやさしい廃油石けんやEM石けんを実際に作って、使ったらよく落ちたなどの体験して感じたことの発表があった。食べ物のリサイクルでは生ごみで堆肥づくりをした際に、立派な堆肥になるように小便をかけた。できた野菜を食べたら美味しかったという昔を思い出すような面白い発表もあった。
グループ発表は2〜6人のグループ員が、パソコン操作と発表を交代で行った。役割分担の引継ぎがスムーズで、グループの交代も機敏に行われていた。発表内容も簡潔にまとめられていたし、当法人も取り組んでいる環境問題だったので、興味深く楽しく聞かせていただいた。
1年の間にコース決めから計画・実施・まとめ発表と大変だったと思う。また、ここまでまとめ上げた先生のご苦労もかいま見え大変さが伝わってきた。
まとめ発表までの過程の中で、環境について考え、体験し、学んだことを糧に、子どもたちが環境保全や地球温暖化防止の一翼を担ってくれることを期待している。
なお、子どもたちの発表を聞いて、時津町の環境問題について意識を共有できていることに気づき嬉しく思っている。
子どもからの質問には「時津町のごみはどれぐらいありますか」「昔も時津の川や海は汚れていましたか」「節水と地球温暖化は関係がありますか」「川や海が汚れるとどうなりますか」「自分たちが発表した以外に節電にはどのようなものがありますか」などがあった。
この発表会にお招きいただいて、環境や地球温暖化について子どもたちが、行なっていること及び考えていることの一端を知ることができたことと、子どもたちに話をする機会を作っていただいたことに感謝します。
発 表 内 容(クリックすると拡大します)