　平成5年に始まった交流会も、毎年欠かさずに実施されている。今年は生憎の雨になったために、従来の表玄関で行っていた飾りつけは、裏の柔道場下の駐車場兼倉庫で行った。

　園児は濵野所長と担任の中村由紀子先生に連れられて、午前10時前に到着。時津警察署北口実男署長が「今回で16回目の七夕交流会になります。末永く続くように願っています。みんなの願いが叶うように心をこめて飾ってください」とあいさつの後、高さ約2.5メートルの笹の木2本に、保育所で作ってきた（願い事を書いた）短冊を飾り付けた。この七夕飾りは時津警察署の正面玄関に、7月7日（月）まで飾られ、訪れた人たちの目を楽しませてくれる。

　地域の安全を守る警察OBや公安委員がメンバーのスクールサポーター、防犯まちづくり推進指導員、少年指導員の方も参加し、園児には手の届かないところの飾り付けを、肩車や抱っこして手伝った。

　短冊には「こうつうじこあわないようにします」「シートベルトをします」「くるまにきをつけます」「どろうぼうにつれていかれないようにします」「みんながあんしんしてくらせるまちになりますように」「ニコニコくらせますように」など園児たちの素朴な願いが書かれていた。

　飾り付けが終わってから園児が「たなばたさま」の歌をプレゼントし、「僕たち、私たちは車に気をつけて歩きます」と誓いの言葉を述べた。北口署長から「知らない人について行かないようにしてください。おじさんたちもみんなを守り、安心できるようにします」とお礼のあいさつがあった。その後、表玄関に回り記念撮影を行って交流会を終了した。

　園児たちは元気一杯、終始和やかな雰囲気の中で七夕交流会が行われた。この子達のためにも事故や事件のない、安心して暮らせるまちづくりをしてやらねばと思った。　