長崎伝習塾 時津川を視察(調査) 〜川さるく「森・川・里・海」塾〜

 平成21年9月26日(土)、長崎伝習所の“川さるく「森・川・里・海」”塾(兵働 馨塾長)の塾生10人が、時津川を視察(調査)に見えられた。この塾は長崎市内や周辺の河川の視察、川を守っている人たちとの意見交換を行い、長崎で自然がたくさん残った川を探して「ながさきよか川マップ」をつくり、疲れたときに心を癒したり、子どもと一緒に遊ぶこともできる「よか川」を紹介することを目的としている。

 この日は当法人の3人(宮崎・一番ケ瀬・田窪)が対応した。午前10時半からの予定であったが、時間が繰り上がり塾生の皆さんは10時に到着、ケイタイに電話があった。我々の集合時間を早目にしていたので、電話があったときには既に現場に到着、すぐに対応することができ事なきを得た。

 視察(調査)は、10分間の予定ということだったので、時津公民館から丸田橋(約300m)までを上から見てもらう程度で考えていたところ、丸田橋では橋の下まで降りて、川石を手にとって見たり、真っ赤の珍しいトンボや野草の名前を詳しい人に聞いたりする人もいた。2〜3人はこれより上流の方まで歩いて川の状況を見るなど熱心に視察(調査)された。

 さらに「ほたる」の飛んでいる川を見たいということで、野田川と左底川を案内することにした。野田川は上流の方まで歩き、かなりゆっくり見られたが、左底川は、次の予定に琴海 戸根川の視察があるということで、当方の案内はここで終り、塾生の皆さんは琴海へ向かった。帰りに左底川を見るということだったので、塾生で左底郷在住の原田さんに、是非日並川も案内してくださいと頼んだ。

 塾生の中には、ほたるをやっている人や生物、植物に詳しい人、川づくりに思い入れがある人など多彩な人材がそろっているように感じた。今日の予定は、浦上川→時津川→戸根川を視察(調査)。

 「川づくりは拡幅工事をやる時などが願ってもないチャンスなので、地域の方が意見を述べ、川づくりに参画することが大事なことである」というような貴重な意見も聞かれた。また、「川に降りると異臭がしていた」という耳の痛い話もあった。長い間、雨が降らないこともあるが、家庭からの排水か、または企業、お店からの排水が流れ込んでいるのではないだろうか?。

1週間前にほたるの幼虫を放流したという子どもに会う

川に降りて石を手に取る

丸田橋から川を見る

丸田橋下

野田川
時津川

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y.canata '09.9.26

時津小4年1組の児童が立てた掲示板

放流したほたるの幼虫が気になって来た子ども