ながさき県 エコフェスタ2009

  平成21年12月5日(土)、午前10時から午後4時半まで長崎県歴史文化博物館で、長崎県未来環境推進課及び長崎県地球温暖化防止活動推進センター主催の“ながさき県エコフェスタ2009”が開催された。

 フェスタでは平成21年度環境省温暖化対策「一村一品・知恵の輪づくり」事業「ながさきグリーン甲子園」長崎県大会や長崎県地球温暖化防止活動推進員交流会、各種表彰、+エコ運動発表、エコ大使サミットなど盛りだくさんの行事が行われた。また、会場ロビーでは、環境パネルの展示やゴミ分別ゲーム(ゴミカルテ)、CO2どんだけゲーム、しりとりエコかるた、環境箱庭キットなど、スタッフの説明を聞く人やゲームに興じる子どもたちで賑わった。

 「ながさきグリーン甲子園」は、二酸化炭素を減らし、地球環境を守るために地域の創意工夫を生かした取り組みを考え、地球温暖化対策の一層の推進を図る目的で実施している。この日は、応募22団体のうち第三者委員による事前の書類審査で上位に勝ち残った5件の団体のプレゼンテーションがあった。審査員及び参加者の投票で、県知事賞には県立島原農高2年生の田中穂奈美さんが発表した「県温泉バイオディーゼル燃料研究会」(源泉温度105度 小浜温泉を活かしたバイオディゼル燃料製造による低CO2排出エネルギーの地産地消を目指した取り組み)が選ばれ、来年2月の一村一品全国大会に出場する。また、ネーミング賞に長崎市の中本 宏さんの「カーボンオフロセット」が選ばれた。中本さんは、風呂桶に水を溜め、太陽熱で温めて使っている、夏場は40度を超えることもあると、司会者のインタビューに答えた。

 「推進員交流会」では、組織づくりというテーマで西彼地区の田窪氏と県南地区の旭氏が、活動報告を行った。その後、5つのグループ(1グループ約8人)に分かれたワークショップでは、各人が持つ特技や道具、情報を寄せ集め、何ができるかを導き出す手法を実践で学んだ。

 表彰式では、電気の削減量と削減率(前年度比)で競った「省エネコンテスト」の5位までの入賞者や九州・沖縄・山口統一キャンペーン「標語」、長崎県地球温暖化防止活動推進員表彰があった。推進員表彰では1団体5個人が、推進センター長 菊森 淳文氏から表彰を受けた。我が西彼地区連絡会議は、チームとしての活動が評価され団体表彰を受けた。これを励みに活動をさらに活性化させたい。

 +エコ運動発表は1団体5分間の予定で9団体(2団体は都合で欠席)が発表した。この運動は、持続可能な地域づくりのために、一人一人の環境問題に対する関心・知識・行動をワンステップずつアップする運動で、今年度は、特に「地球温暖化防止」「子どもに対する環境学習」といった内容のものを採択している。各団体とも特色ある活動をされていて参考になった。

 その他、各団体が地域を越えて連携し、+エコ運動の活動を県下全域に広めるために、+エコ運動実践団体の代表者や参加者が活動事例を発表し、その手法等について意見交換を行う「エコ大使サミット」が開催された。 

ホーム

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玄関ロビーは箱庭キットやエコスタイルゲーム(すごろくなど)で賑わう

エコ大使サミット

長崎県地球温暖化防止活動推進員交流会

舞台閉会あいさつをする M田 尚武 長崎県環境部未来環境推進課長 

推進員表彰 西彼地区連絡会議 
プレゼンテーターは菊森 淳文 推進センター長

「グリーン甲子園」 県知事賞の授与

「グリーン甲子園」 審査基準