y.canata '10.10.2
7月31日(土)と8月1日(日)の各半日、長崎駅前 県営バスターミナル交通会館3F 駅前いきいき広場で、「暮らしのアドバイザー(相談員)養成研修会」が開催された。この研修会では本年度から環境省が行う「暮らしのアドバイザー事業」の長崎県版の趣旨説明や実施要領、電気やガスの基礎知識、相談の手順などの説明があった。
人々の環境意識は年々向上しているものの、家庭部門のCO2の排出量は、90年比で約4割増えており、従来型の啓発活動だけでは限界と指摘されていた。環境省は、一歩踏み込んだ対策として、CO2削減につながる「現実的な行動の実践」を推進するために、「暮らしのアドバイザー事業」を全国に展開することにした。
つまり、“つもりエコ”からの脱却。各家庭の事情にあった「本当にCO2削減が望める」取り組みに目を向ける。「どこから」「どれだけ」CO2が出ているのかを把握し「削減効果の大きい部分を」を狙い撃ち。一般家庭に対して省エネ行動を実践するための、相談活動を実践する。
県から委託を受けた長崎県地球温暖化防止活動推進センターが主催した研修会には、長崎県内各地の地球温暖化防止活動推進員15人が参加し、第1日目は午後1時から5時まで、第2日目は午前9時から12時まで計7時間の研修授業を受けた。推進センターからは松本
敏子事務局長他3人(島田・川上・上田の各スタッフ)が、講師、推進役を務めた。また、九州電力株式会社と西部ガス株式会社の講師(各2人)から「電気の基礎と省エネ」(90分)「ガスの基礎と省エネ」(60分)についての講義があった。
2日目の最後に「ふりかえりテスト」と称し、理解度を見るテストがあった。結果、全員が基準点以上で合格という評価であった。理解度不足と判定されれば、フォローアップ教育を受けなければならないところであったが、皆さん基準点をクリアーできてよかった。但し、来年3月までのスケジュールが決まっており、相談員としての活動が始まる。個人的には、またまた大変なものを抱え込んでしまったと思っている。
環境アドバイザ事業概要説明(おさらい) 松本事務局長
研修プログラム説明
ロールプレイ実施後の気づきを共有(グループ別発表)
相談活動のスタッフ実演(左 上田スタッフ 右 島田スタッフ)
y.canata '10.8.2