y.canata '11.5.29

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ながさきけん地球温暖化防止活動推進員 全体研修会 〜目指せ!省エネリーダー(座学編)〜

感謝状贈呈式

成績のよかった「省エネアドバイザー(相談員)」に感謝状を贈る。

1.相談世帯92世帯中、電気使用量の削減率が最も大きかった世帯(30%減)の相談員1人。

2.相談世帯の全世帯が、目標を達成した相談員4人。

贈呈者は推進センター松本事務局長。
 

 平成23年5月28日(土) 松藤プラザ「えきまえ」いきいき広場で、午前11時10分〜午後3時10分まで、36人が参加し長崎県地球温暖化防止活動推進員 全体研修会が開催された。
 また、同日の午後3時20分〜4時20分まで、省エネアドバイザーに対しての温暖化対策「見える化」推進事業説明会が開催された。

 11時10分からの全体研修会では、推進センター島田スタッフが司会進行役を務めた。長崎県未来環境推進課 赤木聡課長と推進センター 菊森淳文センター長代理 松本敏子事務局長のあいさつの後、暮らしのアドバイザー(相談員)事業で、相談員4人にセンター長代理、松本事務局長から感謝状が贈られた。

 11時20分から約20分間、センター事業説明(島田スタッフ)、11時40分から約30分間で、県内4つの地域の調査結果を基にした「こまやかな省エネアドバイスに向けて」という題での講義があった(推進センター荒木研究員)。
 
 50分間の昼休み(お弁当交流会)を挟んで、午後1時から約70分間(質問時間を含む)、佐賀県在住の省エネ普及員 林真美氏の「省エネの基礎と伝え方」という演題で基調講演があった。

 10分間の休憩後、省エネワークシート「教材をつくろう」のテーマで、6つのグループに分かれ「尻取りかるた」(最後の文字の絵札を取る)の詠み札づくりを行い、各班3句を選び発表した。いずれ劣らぬ名作ぞろい、直球勝負やチクリと身につまされる句など、ユニークな句が多かった。全体研修会は午後3時10分、ほぼ定刻通りに修了。


 推進員全体研修会終了後、「暮らしのアドバイザー(相談員)」を対象に、県環境部未来環境推進課 山田敏行氏と辻麻衣子氏から温暖化対策「見える化」推進事業の説明があった。
 
 「見える化」推進事業の手順は、県が「省エネナビ貸与先」を選定⇒省エネアドバイザーが家庭の省エネ診断を行い省エネアドバイスを行う⇒県から各家庭に「省エネナビ」を送付⇒各家庭で「省エネナビ」を1ヵ月間設置し省エネ行動を実践する⇒省エネナビを県に返送、県はデーターの回収・整理を行う⇒検証した省エネ効果を各家庭に通知する⇒県ホームページなどで結果公表。
全体研修会の模様

省エネワークシート
 〜「教材をつくろう!」〜

「地球温暖化 尻取りかるた」の詠み札を、推進員が6班に分かれ作り、各班3句を発表。次の2句が代表作に選ばれた。

*推進センター長賞
「ノーマイカー 一緒に減らす ムダな肉」

*未来環境推進課長賞
「消し忘れ 教えた孫に 指導され」

その他の句を含め、後日、推進センター作「尻取りかるた」の詠み札として日の目を見ることになる。

省エネの基礎と伝え方〜なるほど、やってみよう!につながるポイント〜

1.家庭のエネルギー消費の現状と直面している課題

2.省エネルギーの考え方と省エネルギーの基本

3.効果的な考え方〜伝える相手と内容と目的に合わせて〜

4.私の実践体験から

5.質疑応答(10分)

講師:省エネ普及指導員 林 真美氏
 「省エネナビ」の特長:@省エネ意識の高揚を図り、省エネを推進する。 A電力使用量をリアルタイムで測定し、表示する。 B1年分のデーターを保存できる。更に、パソコンにデーターを回収できる。 C目標が設定できるのでライフスタイルに合った省エネ行動が実践できる。 D二酸化炭素(CO2)・熱量(MJ)・電気料金をリアルタイムに表示する。

 「省エネナビ」は、省エネ効果がすぐに見られ、次の対策が打てるという点で、よい取り組みだと思うが、導入家庭に対し、目的や運用方法、データー分析の方法など、こまかなところの説明が必要と感じた。
 県は今回の説明会で出されたいろんな意見や疑問点を参考にして、更に、検討を加え実施に移すことになった。相談員に対して実施前に、もう一度「省エネナビ」についての取り付け、取り扱い要領の説明が必要ではないかという意見もあった。 

県からの説明者 左が辻氏 右が山田氏

家庭用分電盤の模型を前に、「省エネナビ」取り付方の実演

温暖化対策「見える化」推進事業説明会