第65回全日本総合女子ソフトボール選手権大会
 平成25年9月14日(土)〜16日(月・祝)の3日間、長崎県時津町と長与町の会場で、第65回全日本総合女子ソフトボール大会が開催された。この大会は来年実施予定の第69回国民体育大会ソフトボール競技のリハーサル大会として開催された。

 時津町の「とぎつ海と緑の運動公園」と長与町の「長与総合公園運動公園広場」「長与総合公園ふれあい広場」で、リーグ推薦と各地区の予選を勝ち抜いて来た32チーム(開催地長崎代表 出口医院ペパーミントエンジェルズを含む)が参加し、熱戦を繰り広げた。

 前日の13日(金)に長与町民体育館で、開会式を開催し翌14日から3日間、3つの会場で競技が行われた。決勝戦は16日の午後1時から「とぎつ海と緑の運動公園」で、3連覇を狙うルネサスエレクトロニクス高崎と昨年準優勝のトヨタ自動車が激突、息詰まる投手戦の末 1-2でトヨタ自動車が3年ぶりの優勝を勝ち取った。高崎は上野由岐子投手、トヨタはアボット投手が先発完投、昨年カナダで行われた世界選手権の再現(投手対決)試合が実現した。

 長崎代表の出口医院ペパーミントエンジェルズは、神奈川県の日立に2-0で初戦敗退したが、リーグ推薦チームと互角に戦い、その健闘が称えられる。日立は準々決勝まで進み、優勝したトヨタ自動車に0-4で敗れた。

 大会期間中に台風18号が近畿地方を直撃、京都に日本初の「特別警報」(新しく設けられた気象用語)が発令された。長崎地方もこの影響で強風に見舞われ、この風(運)を味方に付けたチームと見放されたチームで、明暗を分けたようだ。我々のヘタヘタゴルフの世界では「運も実力のうち」と言うが、風に泣いたチームの心境や如何に(^_-)-☆。

 国内、いや世界トップレベルの女子ソフトボールチームが集まった試合で、投手の投げる速球や変化球、これを打ち返すバッターのパワーと技術、野手の堅実な守備と肩の強さなど、一流選手のプレーに感動した。

 女子ソフトボールは、2008年のオリンピック(北京大会)で日本が優勝。その後、オリンピックの競技種目から外され、7年後の東京五輪での復活を願っての宇津木妙子元全日本監督や前述の上野投手らの活動も実を結ばなかった。2年毎に開催される世界女子ソフトボール選手権大会では、2012年のカナダ大会で優勝しており、オリンピックの有力なメダル候補であった。小生も東京五輪招致成功には諸手を挙げて喜んでいるが、レスリングが残りソフトボールが復活しなかったことに、ソフトボール関係者の複雑な心境が察せられる。

 国体のリハーサル大会ということで、役場職員やボランティアでサポートする皆さんの姿が目立ち、一生懸命さが伝わってきた。来年は「お・も・て・な・し」の心で、大成功を収めることを確信している。お疲れさまでした。

試合後の表彰式を見届ける観客

組み合わせ表示板 試合結果も記入されています クリックすると拡大します

大勢の観客の前で熱戦が展開された

熱戦の様子と声援を送る観客

クリックすると拡大します ちびっ子ファンはスター選手を追いかけサインをねだる
写真左から退場する上野選手 中学生のサイン攻めに応える宇津木麗華監督 バスから降りて子どもたちにサインで応える白い帽子の上野選手
小生も子どものころにこの場所に居合わせたらサインをもらい プロ野球の選手になっていたかも知れない(ー_ー)!!

ホーム

y.canata '13.9.20

表彰式

決勝戦で快投する高崎の上野投手

会場(とぎつ海と緑の運動公園)入口

写真左から
試合経過を知らせるスコアーボード
組み合わせ表示板(試合結果掲示板)
試合会場の案内板