“なでしこジャパン”ナイジェリアを破る(長崎県総合運動公園陸上競技場)

 平成25年9月22日(日)、長崎県総合運動公園陸上競技場で行われた、サッカーの国際親善試合 日本女子代表の“なでしこジャパン”とナイジェリア女子代表の試合を観戦した。

 試合は2-0で“なでしこジャパン“の快勝。前半36分には右から上がったクロスボールがゴールポスト前でもつれるところを大儀見優季選手がゴール。後半8分には川澄奈穂美選手が、左からの丸山桂里奈選手(後半投入)のクロスボールに反応しゴール、試合を決定づけた。ナイジェリアも何度か決定的なシーンを演出したが、日本のゴールキーパー海堀あゆみ選手のファインセーブやピンチのときの堅い守りに阻まれゴールすることができなかった。

 日本代表“なでしこジャパン”の今回の登録選手22人の平均身長は162.2cm。180cmはあろうかというナイジェリアの選手から体を入れられ(体当りされ)跳ね飛ばされながら果敢に立ち向かっていく姿に感動した。日本代表主将の宮間あや選手は157cm、川澄選手は157cm、大きい方の澤穂希選手が165cm、丸山選手が163cmと日本人としては普通だが、外人選手に比べると小さい。サッカーは格闘技というように、小さい日本人が、アメリカやドイツの選手と互角に戦うためには、それに勝るテクニックと強靭な体がないと戦えないということを改めて感じた。

 バレーボールの日本代表は長身選手を揃えているが、それでも外国選手と比べると小さい。バスケットボールに至っては、ゴールポストに手の届くような外人選手もいる。頭の上を通す空中戦をやられたら手も足も出ないのではと、いたらぬ心配をしてしまう。話が脇道にそれてしまったが、もっと日本人に有利なルール改正はできないものだろうか(´・_・`)。サッカーの場合、足を掛けたら反則というのがあるが、これは厳しく取られる。体格を利した体当たりは、うまくやれば相手が勝手に転んだ、又はボールを取りに行った流れの中のプレーと判断されて反則にはならない。球場に足を運ぶと、テレビに映らないところやレフリーの見えないところでの駆け引きも楽しめる。ホームが有利でアウェーが不利と言われるのも、ホームの観衆の後押し(声援)で、レフリーの笛にも狂いが生じるからだと思っている。但し、今回のレフリーは公明正大、それはなかったと思う反面「判官びいき」ではないが、相手選手から意図的に体当たりされ(そう見えた)倒されてもペナルティーにならないというのが、後半いくつかあったように思えた。こういう試合にも耐え、しっかり勝っていくのが世界一のチームだ、天晴れ“なでしこジャパン”。

 この試合を見に行くかどうするか前日(21日)まで迷ったが、長崎では滅多にない国際試合、それも“なでしこジャパン”。ワールドカップ優勝メンバーの怪我から復帰した澤選手や丸山選手及び近賀選手もメンバー入りしているということで、意を決してコンビニまで足を運びチケットを手に入れた。料金が高い順にカテゴリー1〜3まであって、カテゴリー1(メインスタンド側)と2(バックスタンド側)は完売、仕方なくカテゴリー3(ゴールポスト裏)を購入して帰った。

 午後5時開場、7時キックオフということで、開場の5時に合わせて家を出て、開場時間前には競技場に到着。すんなり入れるものと「高を括(くく)っていた」ところ、どのカテゴリーの入口も長蛇の列、入場までに30分も掛かってしまった(翌日の新聞は、入場者 1.5万人と報道)。新装なった競技場は、観客席もナイター設備も立派。試合前の練習からナイジェリアとの熱戦、試合後の“なでしこジャパン”の場内一周までを見届けて帰ってきた。午後4時に家を出て、帰宅したのは10時過ぎ「試合の余韻」に浸りながら缶ビール1本と焼酎をロックで少々飲んで就寝した。

 申し遅れたが、ゴールポスト裏席もホームとアウエー席があって、ホーム席側には、私設応援団と思える人たちが陣取り、太鼓や笛、マイクをもって選手や観客を鼓舞する場面を、目の前で見ることができるという別の楽しみ方があった。必死の応援(声援)が選手の耳に届いているかは不明であるが、応援団と観客が一体となって体を動かし手を振って応援する様を見て、スポーツの力ってすごいなと感じた。 

カテゴリー3の入場口 長蛇の列 ここまで30分

売店で買い物 ユニホームのお目当てのナンバーは?

競技場正面 左の写真の逆サイドから写す

ホーム

y.canata '13.9.24

場内一周も終点メインスタンド前へ

試合後「がんばろうニッポンの横断幕を持って場内一周
横断幕を持つのは若手? 澤・丸山選手は 横断幕から外れた最後尾から観客に応えた

試合風景 紺のジャージが日本代表 白がナイジェリア 左写真は 日本陣内で守る日本 ゴールキーパーは海堀選手(ピンク)
中央写真は 自陣からボールをクリアーする宮間キャプテン(左手に腕章あり) 右写真は攻め込む日本と守るナイジェリア(赤のジャージはGK) 

試合前の練習 約1時間前になでしこが 少し遅れてナイジェリアチームが練習開始(黄色いジャージが日本 グリーンのジャージがナイジェリア)

メインスタンド側 手前の3つのゲートは 試合前の子ども向けゲーム
舞い上がる白柱は グラウンド整備のための散水

国旗台のあるバックスタンド側

「お・も・て・な・し」の国に こんな張り紙も

老若男女 子どもが並ぶ サッカーファンの層は広い

続々と詰めかけるファンの皆さん

カテゴリー1の入場口

カテゴリー1 メインスタンドへの入場者