町道梶分線側溝整備工事完工

 長崎県時津町の町道梶分線側溝整備工事が完了した。この工事は「救急車を呼んだ際に、道幅が狭く救急車が通るのに苦労した。側溝に蓋をするなど何とかならないか?」」と、住民が役場に申し出て実現した工事である。申し出たのは一昨年(平成23年)で、役場(都市整備課)が採否を検討し予算を付けて今年の8月21日に工事着工、9月20日に完成した(引渡し済みかどうかは不明)。

 6月14日(金)と7月3日(水)の2回、元村1公民館で施工業者 長建工業鰍熄o席し、時津町役場都市整備課から住民への説明が行われた。第1回目は施工範囲や工事内容の説明があった。これに対して住民から意見要望が出されたが、結論が出ずに役場が持ち帰り第2回目の説明会で、意見要望を織り込んだ提案がなされた。この案でも決着がつかず、議論が堂々巡り(同じことの繰り返し)になってきたが、オリジナル案の採用で決着した。

 当団地の上段と下段の各約100mの範囲の一部側溝取り替えと全長コンクリートの蓋をするというのが、オリジナル案であった。これに対し意見要望が出される中で、上段の方から「自分たちの方は、下段よりも道幅が(少し)広いし、予算が足りないということであれば、下段を重点的にやられたらどうか」という提案があった。これを受けて役場の提案は「コンクリートの蓋をグレーチング(割高)に変え、上段の施工範囲は、曲がり角の一部に止める」というものであった。これに対し先日提案した方とは別の方から「将来のことも考え、全長やるべきではないか」というぶり返しの発言があって、堂々巡りの議論となった。このエンドレスの議論に終止符を打ったのは、「上下段の全長に亘って工事をしていただきたいというのであれば、予算内に入るそれほど不都合も感じない最初の案を採用するしかないではないか」という提言があって工事着工に結びついた。

 大雨時の排水に問題はないかなど、しばらく経過を見ないといけないが、道幅も広くなり見栄えも良くなったので、1住民としてありがたく思っている。

 「たったこれだけの工事で」と言うと失礼であるが、大きな区画整理事業などに携わっている皆さんの苦労や大変さが分かったような気がする。ご苦労さまです!

工事中

工事施工後

工事施工前

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y.canata '13.9.22

鉄筋工事

傷んだ側溝の撤去と下地処理

アスファルトカッティング準備(左)と切断作業