時津子どもの居場所づくり実行委員会(代表 青山 泰)が「放課後子ども教室」の取り組みとして実施している〝とぎついただきますクッキング教室〟は、長崎県時津町内の4つの小学校(3~6年生)から希望者を募り、クッキング教室を開催してきた。
4つの小学校区別(時津北小、時津小、時津東小、鳴鼓小)に、会場をそれぞれ北部コミュニティセンター、時津小学校、東部コミュニティセンター、時津総合福祉センターとし、平成25年度は、4月27日(土)の北部コミセン教室からスタートして、年が明け2月が各教室の最終回となった。
各教室毎に、調理室での料理実習が8回、調理室外での4教室合同の食育や環境学習を3回実施した。子どもたちは、年間11回の教室に参加。スタッフは、年間44回(4教室計)の教室に対応してきた。最終回は「ご飯とみそ汁づくり」を課題に、6年生は卒業試験、3~5年生は修了試験にチャレンジする。
最終回のスケジュールは、調理(試験)が終わったら子どもが作った料理で、参加した子どもと保護者及びスタッフで会食し、1年間の「思い出のDVD」で1年を振り返って、卒業・終了証書の授与を行う。その後、子どもは1年間の感想を述べ、保護者からは、家庭での子どもの様子を話してもらう。
以下、最終回(卒業・終了式)の様子を、北部コミセン教室、時津小学校教室、東部コミセン教室、福祉センター教室の順にレポートする。
この教室には、3年生の時から4年間通って卒業する6年生の子も居れば、3年生になって初めて参加した子も居る。6年生は最上級生らしく成長し、3年生は、始めて包丁を握って恐る恐る野菜を切っていた頃からすると、見違えるほどの成長の跡がみられる。
y.canata '14.2.23
後片付けも自分たちで行い すべての予定を終了 1年間お疲れさま!
中原講師から今日の生ごみとごみ処理費削減の話
大学生スタッフの子どもたちへのメッセージ
参加した保護者全員から感想を述べてもらう
修了証書証書の授与と感想を述べる子ども 写真左から3年生、4年生、5年生
6年生に卒業証書の授与 写真右は感想を述べる卒業生
振り返りのDVDを視る
全員で会食 お祝いのケーキを選ぶ
根野菜のカレーとみそ汁の鍋 味見も堂に入っている
最初の仕事は米研ぎから 研ぎ汁は片付けの洗い物に使う
青山代表が、本日の予定と注意事項の説明
2月22日(土)、ご飯とみそ汁づくりを卒業・修了試験のテーマに、福祉センター教室のクッキング教室を開催した、参加児童は14人、スタッフ11人(うち大学生4人)、保護者及び弟妹14人が参加した。総勢
39人で実施した。この教室が今年度の放課後子ども教室の最終回で、4月に新年度の参加児童を募集し、5月末ごろから新しい教室が始まる。
年度最後のクッキング教室は、子どもの様子を見てもらうために、保護者の参加をお願いしているが、この教室も保護者の参加が多かった。
子どもが作った料理を全員で会食した後、子どもに1年間の感想を、保護者に家庭での子どもについてコメントをお願いしたところ「好き嫌いがあって野菜を食べなかったが、食べるようになった」「教室で習ったことを家でやって見せ教えてくれる」「ホンダシに頼っていたがみそ汁のダシをいりこと昆布で取るようにした」「子どもから教えられ、インスタント生活からの移行を考えないといけない」などの話しがあった。
今日のメニューは、①ご飯とみそ汁 ②根野菜のカレー ③いりこと昆布のつくだ煮
y.canata '14.2.16
最後は自分で片付け 米の研ぎ汁で洗い 洗剤は特別の場合以外使わない
「今日の約50人分の生ごみは、これだけ」中原講師のいつものエコ話
クッキング教室に参加しての感想を述べる大学生
子どもの家庭での様子を話すお母さん
3~5年生に修了証書を授与 左写真から3,4,5年生 それぞれ証書を授与するところと感想を述べる児童
6年生に卒業証書の授与 右写真は感想を述べる卒業生
卒業・修了証書授与の模様
1年間の振り返りDVDを視る
お祝いのケーキをいただく
4つのグループに分かれ 今日のメニューの料理づくりに挑戦(クリックすると拡大)
みそ汁づくり
根野菜のカレーづくり
食材の切り出し
いくつもの手が伸びて米とぎ
教室の全景
青山代表が、本日の予定と注意事項の説明
2月15日(土)、ご飯とみそ汁づくりを卒業・修了試験のテーマに、東部コミュニティセンター教室の今年度最後のクッキング教室を開催した、参加児童は19人、スタッフ12人(うち大学生4人)、保護者及び弟妹18人(最終回のみ)が参加した。総勢
49人で実施した。ありがたいことに児童とスタッフ以外の参加者が18人ということは、保護者の殆どが参加したことになる。
今年度、最後のクッキング教室(保護者参加)の特徴として、北部コミュニティセンター教室、時津小学校教室に続き、この教室も保護者の参加が多かった。
子どもが作った料理を全員で会食した後、子どもに1年間の感想を、数人の保護者に家庭での子どもについてコメントをお願いしたところ「自分が留守する時にも、ご飯焚きを安心して任されるようになった」「ニンジンのいちょう切りやタマネギの回し切りなど子どもから教わることが多い」「料理教室で作ったケーキ(クッキー?)を家でも作ってくれた。お店で買うのと甘さが違い、買って食べるのが、甘すぎるのでは?というような会話をした」などの話しがあった。
今日のメニューは、①ご飯とみそ汁 ②根野菜のカレー ③いりこと昆布のつくだ煮
y.canata '14.2.9
最後の後片付けも自分たちで行い全員卒業・修了 おめでとう!
卒業・修了証書の授与式(クリックすると拡大)
写真左は 6年生への卒業証書の授与と右社員は1年間の感想を述べる4年生の子
1年を振り返る「思い出」のDVDを鑑賞
今日はお祝いにケーキが出た
子どもの作った料理で会食
皿に盛り付け
みそ汁の完成まじか
卒業・修了試験のテーマ「ご飯とみそ汁づくり」の始まり
大学生スタッフが1年を振り返り感想を述べる
青山代表が、本日の予定と注意事項の説明
記念の集合写真
y.canata '14.2.3
最後の片付けも自分たちで出来ました
卒業・修了証書の授与と1年間の感想を述べる児童及び大学生(クリックすると拡大)
‶思い出″のDVDで1年を振り返る
子どもが作った料理で全員で会食
料理に集中する子どもたち 左写真には心配そうに見守るお母さんの姿が
料理に集中する子どもたち
記念の集合写真
2月1日(土)、ご飯とみそ汁づくりを卒業・修了試験のテーマに、北部コミセン教室の今年度最後のクッキング教室を開催した、参加児童は8人、スタッフ9人(うち大学生2人)、保護者9人が参加した。
最終回は教室での子どもの様子を見てもらうために、保護者の参加をお願いしたところ、子ども8人中、6人の子どもの保護者の参加をいただいた。
子どもが作った料理で会食した後に、参加した保護者全員に家庭での子どもの様子を聞いた。「家でよく教室の様子を聞かされ、家で生ごみを出さない習慣が身に付いた」「いりこダシのみそ汁を作るようにしたが、美味しく新発見をした」「料理をしていると、子どもからのダメ出しが多くなって教えられている」などの話しがあった。
今日のメニューは、①ご飯とみそ汁 ②きのこ焼きそば ③いりこと昆布のつくだ煮
全員で記念の集合写真
全員で記念の集合写真
2月8日(土)、ご飯とみそ汁づくりを卒業・修了試験のテーマに、時津小学校教室の今年度最後のクッキング教室を開催した、参加児童は31人、スタッフ15人(うち大学生6人)、保護者及び弟妹38人(最終回のみ)が参加した。総勢
86人で実施した教室は、いつもは広く感じる家庭科教室が狭く感じた。児童とスタッフ以外の参加者が38人ということは、参加児童の保護者全員が参加したことになる。
今年度、最後のクッキング教室(保護者参加)の特徴として、先週の北部コミセン教室に続き、この教室も保護者の参加が多かった。クッキング教室に対する保護者の関心が、高まったと受け止めている。
子どもが作った料理を全員で会食した後、子どもに1年間の感想を、数人の保護者に家庭での子どもについてコメントをお願いしたところ「子どもから教わることが多い、みそ汁のダシにこれまで化学調味料を使っていたが、いりこと昆布で取るようにした」などの話しがあった。
今日のメニューは、①ご飯とみそ汁 ②きのこ焼きそば ③いりこと昆布のつくだ煮