平成27年3月14日(土)に実施した「時津港(ウォーターフロント公園)沿岸のごみ拾い」に、105人の方にご参加者いただき、午前9時から11時までの2時間で、780㌕のごみを回収しました。
海(船)から浮遊ごみと一部漂着ごみを、陸から沿岸の漂着ごみを回収しました。作業範囲は、海班が安田オーシャン桟橋と七工区突堤(ペーロン大会スタート地点)を結んだ線より内側。陸班は大村湾漁協前からウォーターフロント公園沿岸と三菱電機裏を経て、橋を渡り弁天様横の遊歩道の車止めの柵があるところまでとしました。
回収ごみは、ペットボトルやジュース缶、レジ袋、菓子袋、食品包装など、各家庭できちんと分別すれば、資源ごみとしてリサイクル出来るものがほとんどでした。また、喫煙家のポイ捨てと思われる煙草の吸殻が多いのも毎回のことです。喫煙家のモラルが問われます。
壱岐、対馬などの離島は、海外からの漂着ごみ対策に頭を痛めていますが、大村湾は閉鎖性の高い海で、外海から流入するごみはありません。川からの流れ込みを含め、ほとんどが県内住民のものと考えられます。大別してごみには、故意に捨てたものと東日本大震災のような自然災害による不可抗力のものがありますが、大村湾で回収されるごみは、日常生活の中で出るごみばかりで、故意に捨てたか、不注意(管理不十分)で海に放出されたものと思われます。
この行事は、広く皆さんに呼び掛けて実施しておりますが、今回は特に、町内の皆さんにこの活動を知っていただくためと、環境意識を高めていただくことを狙いに、参加案内のチラシを駐在員さん経由で、時津町の全世帯(9,340世帯)に、配布させていただきました。
また、町内在住の企業・団体へのあいさつ回りや西そのぎ商工会の会報にチラシ同封(約500部)のお願い、広報とぎつ(2月号)のお知らせ欄への掲載依頼などでの呼び掛けも例年通りに行いました。
年々、高齢者やお子さま連れの参加者が多くなって、喜ばしいことだと思っています。中には「久留里からごみを拾いながら来た」と、杖をついて参加された方や左底から来た方は「毎日の散歩コースだから感謝の気持ちで参加した」と仰られる高齢者の方もおられました。
時津港のごみ拾いは、毎年実施し今回が11回目です。昨年7月の海の日(7月21日)の記念式典で、海事功労者等の表彰を受けました。表彰理由は「海をきれいにするため、港内、海浜等の環境整備に概ね6年以上尽力され、港内、海浜の美化活動又は啓蒙活動(展示等)に貢献した者」ということで、九州地方整備局長表彰を受けました。この受章は、これまでご参加いただいた皆さんのものとして、主催者あいさつの中で紹介させていただきました。
主催(呼び掛け団体)はNPO法人 コミュニティ時津、後援 時津町。
今回、ご参加いただいたのは、一般参加の地域住民の方や役場職員、大村湾漁協、西そのぎ商工会、三菱電機、十八銀行時津支店、親和銀行時津支店、ケンコーホーム、別所組、啓正会(モンサン)、春回会(長崎北病院)、イオン時津店チアークラブの皆さんでした。
年度末のお忙しい中、ご参加いただき誠にありがとうございました。
陸上班が回収したごみの山 袋に入っているのが汚れた資源ごみ 燃えないごみとして処理(画像をクリックすると拡大します)
ミーティング中の風景(画像をクリックすると拡大します)
作業開始前の状況 時間前からごみを拾う人も・・・
主催者(呼び掛け団体)あいさつ(左)と実施要領の説明
表彰状と副賞は楯 NPO事務所に掲示してあります
(画像をクリックすると拡大します)
表彰式典会場 ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
y.canata '15.3.18
ごみ拾いが終わり綺麗になったウォーターフロント公園沿岸(左)と三菱電機裏の沿岸
回収したごみの中にはタイヤや発泡スチロール製の浮きなど 種々雑多のごみが・・・ 汚れた資源ごみは燃やせないごみとして処理 勿体ない!
大きな流木は鋸で1m以内に切断 役場の2トン車は陸上班のごみを含め2往復(ごみの画像はクリックすると拡大します)
左写真はごみを回収して帰港する海上班 右写真は回収したごみを陸揚げしているところ
作業中の参加者の皆さん(画像をクリックすると拡大します)
三菱電機工場裏側沿岸
ウォーターフロント公園沿岸
海上班の出港準備と出港(海上班は 浮遊ごみと陸からは取れない漂着ごみを回収)