平成29年度 第3回 とぎつサタデールーム
 第3回サタデールームは、7月8日(土)、児童52人(8人欠席)、スタッフ11人(うち大学生9人) 西彼地区長崎県地球温暖化防止活動推進員3人、総勢66人が参加し、時津公民館別館で、開催しました。

 前半(9:20~10:00)の英語の学習では、遊びの中で英語を学び、外国人留学生が、母国語の本物の発音を教えました。

 後半(10:15~12:00)は、「食から地球温暖化防止を考える」をテーマに、西彼地区の
長崎県地球温暖化防止活動推進員3人(原田・後藤・山口)が講師を務め、独自の教材を使って説明し、児童と一緒に考えました。

 狙いは、前日の学校給食の献立の食材の「フードマイレージ」を考え「地産地消」の大切さを説くところにありました。

 班ごとに、ハンバーグやカレーなど、どれか一品を取り上げて、食材のルーツについて話し合い、付箋紙に書き込み模造紙にまとめて発表しました。
 それぞれの班が、真剣に考え個性的な発表をしてくれました。狙いである「地産地消」の大切さを理解してくれたと思っています。

 ※ フードマイレージとは
 「食料の重量(トン)☓運んだ距離(㌖)」トン・キロメートルで表し、値が大きいほど費用も掛かり、二酸化炭素(CO2)をたくさん排出していることになります。

 外国からの輸入に頼り、食料自給率(39%)の低い日本で、我々ができることは、地元でとれた物を地元で消費する「地産地消」です。最近、各地に直売場が増えています。大いに利用しましよう。
 
模造紙に書いた内容を発表させた。講師が発表者に、食材の産地などを質問し、解説した。
児童が取り上げた食べ物は、ハンバーグ、カレーライス、時津まんじゅう、ちゃんぽん、チョコレート、カステラ。
前日(7/7)の学校給食の食材の産地について、講師からの解説と質問で、輸送に掛かるエネルギーの消費とそれに伴うCO2の排出量と地球温暖化を考えさせた。
H29 第2回(前回)サタデールームにリンク
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y.canata  2017.7.15
ま と め
 最後に、食材の海外からの輸入の現実や輸送に伴うエネルギー消費の増大などによる地球温暖化の増進、海外で自然災害や戦争が起こった場合の日本の食卓への影響などを軽減させるためにも「地産地消」が重要であることを説いた。
※ 編集後記
 今回の記事は、当法人会員で長崎県地球温暖化防止活動推進員の原田 穣 様からの情報・データーを基に作成しました。
写真右から現在の地球、15年前の地球、30年前の地球。
地球温暖化(気温の上昇)が進んでいることを、色違いの地球儀で表現し説明した。
地球温暖化は確実に進んでいる
児童を6班に分けて、児童が好きな名産や食べ物の写真を選ばせて、食材は何か、産地はどこか、作るのにどのようなエネルギーが使用されたか、
包装はどのようにされているかなどを、付箋紙に書かせて模造紙に貼らせ関連付けた。学生スタッフをアドバイザーとして各班に1人配置。
食から地球温暖化防止を考える
二つの輪を作り、音楽を流し小さなぬいぐるみを回して、音楽が止まったところで、ぬいぐるみを持った子が、自分の名前や果物の名前を英語で紹介した。
児童を5班に分けて、英語でクイズ遊びをした(右写真4枚)
大学生(留学生)から本場の英語の発音を聞き、何度も唱和して覚える。右写真は、ゲームの中で使ったフレーズ。
英語の学習
平成29年度 サタデールーム年間予定.pdf へのリンク