午前9時、左底公民館前駐車場で、本日の実施要領と注意事項について伝える。
y.canata 2017.8.1
第11回左底川探検(川あそび)にリンク
第12回 左底川探検(川あそび)
 平成29年7月30日(日)、時津町左底地区青少年健全育成協議会(田出 和裕 会長)主催の左底川探検(川あそび)が開催されました。子ども24人、保護者14人、スタッフ10人(自治会、公民館、育成部の役員さんなど)、及び鳴鼓小学校から2人(村井校長先生と教頭先生)、協力団体の当法人から3人が参加。総勢53人での三世代交流の川あそびになりました。

 この取り組みは12年目で、左底の子どもたちが、自然とふれあうことの楽しさを味わい、ふる里の自然を大切にする心を育むことを狙いとしています。

 午前9時に左底中公園に集合し、参加者確認、諸注意を行った後に、時津町総合福祉センター横から左底川に入り、上流の「ほたるの里」までの約1㌖を歩いて、川に棲む生き物や植物について学習しました。当法人の原田 穣 会員が先導、説明役を務めました。

 役員さんは、前日に必要備品の準備や探検ルート(川)を歩いて危険物の除去、集魚仕掛けの設置(子どもへの説明用)などの下準備を行い、万全の態勢で臨んだこともあって、順調に行事が進みました。

  終点の「ほたるの里」に到着し、どんな生き物がいたかなどを班の代表が発表し、捕獲した生き物は、水に返してやりました。11時半に全ての行事が終わり 「ほたるの里」から一般道を通って中間点の第1集会場に向い、第1集会場で手や足を洗って、弁当とお茶を受け取り解散しました。

 真夏日の暑い中での行事でしたが、子どもたちは十分に楽しみ、所期の目的を達成しました。
※ トピック
 当法人(NPO法人コミュニティ時津)から参加の案内人に、左底地区から生き物大好きの若い女性の応援があり、今後の活躍が期待されます。
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終点「ほたるの里」、捕獲した生きものについての班別発表と原田案内人の解説。捕獲した生き物はその場で放流。
右端の写真は、第1集会場での解散風景。
子どもが捕獲した生き物やワナにかかった生き物を原田会員が説明。子どもたちは興味津々、獲物探しに必死。
写真は左から出発点、中間点(原田会員の説明を聞く子どもたち)、ほたるの里に到着。
左底中公園から歩いて総合福祉センター裏へ、脚立(梯子)を使って川に降りる。梯子の上下は大人がしっかりと支えてやった。
◎ 左底川に棲む生きもので分かること(原田 穣 案内人の見解)

水質的には昨年と同様、「Ⅱ ややきれいな水」と判定されます。

① カワニナやサワガニ、淡水生のシジミが多く採れたことは、この川の水質が「Ⅰ きれいな水」、「Ⅱ ややきれいな水」、「Ⅲ きたない水」、「Ⅳ とてもきたない水」の4段階のうち、「Ⅱややきれいな水」に判定することができる。

②モクズガニが、平原川(左底川の支流)との合流点下で確認されたのは、左底川から大村湾を回遊していたことになる。(昨年はテナガエビが出現)

③「ほたるの里」でメダカが確認されたが、外来種の「カダヤシ」の可能性もあるので今後精査したい。

④今回の参加者から、亡くなれたおばあちゃんが昔左底川で捕れた「マシジミ」を食していたとの情報があった。

昔は左底川と人の生活が今より密接につながっていたことが判明した。

写真提供は、清浦 保会員。
捕獲した川に棲む生き物を観察。
仕掛けたワナを引き上げ、かかった生き物を捕集カゴに入れる。