「ぼちぼち会」（会長　立川桂子）は、時津町立時津図書館（長崎県時津町）の「環境づくり」が目的で、有志が集まり,平成11年に活動を開始し、現在の会員数は10人。
　
　時津図書館内の壁面や本棚などに、自分たちで作ったパッチワークの作品を飾ったり、夏休みの「おはなし会」に登場する人物（動物）の「ぬいぐるみ」を作ったり、工作ランドではアイディア一杯の「びっくり箱」作りを教えるなどして、館内の雰囲気作りに貢献している。主たる活動の場は、図書館内であるが、平成15年からバザーに出品するなどして活動の場を広げている。

展示する作品やバザーに出す作品は、会員が家庭で要らなくなった古着や紙などを持ち寄って作ったり、家で作った作品などを、展示・出品している。

　従って、会費を徴収するとか、町づくりの補助金を貰うとかいうようなことも、面倒で一切やっていない。他のボランティアグループからの誘いもあるが、会員の負担にならないように、出来るだけのことを出来る範囲でゆっくりやろうをモットに、会の名称も「ぼちぼち会」と名付け、「よちよち歩き」をしているという話を、立川さん（会長）はじめ朝永さんなど居合わせた会員の方に聞いた。

　正にボランティアの原点を見聞きしているようで、同じボランティア活動をしているものとして、参考になったし、考えさせられるところがあった。