平成27年7月19日(日)、時津町の夏の風物詩「ペーロン大会」が時津港を会場に開催されました。平成16年から「時津町ペーロン大会」と「時津町中学生ペーロン大会」が合同開催されるようになってからでも今年が12年目。今回は一般が第43回大会で、中学生が第30回大会として開催されました。

 午前9時から一般の部の10チームと中学生の部18チーム(中2の部 9、中3の部 9)が、途中折り返しの1200㍍の距離で、一般が5レース、中学生が2レースを戦い、累計時間で順位を競いました。

 1艇の乗員は32人(うち漕ぎ手28人)。一発勝負ではないので、毎回全力を出し切るレースでの疲労度を考えると、漕ぎ手の層の厚さも勝利のポイントのように感じています。

 正午からの40分間はアトラクション。子ども会の10チーム(日並、久留里、浜田、子々川、元村、浦、野田、小島田、西時津、左底)に続いてPTAやOBなどのグループ11チーム(時中PTA、,鳴中PTA、時津町国際交流協会、時津美女軍団、ピエロ、カトリック時津教会、時津町役場、久留里OB、日並OB、子々川OB、長崎大学ペーロン部)が出場し、復路のみのコースで、この日のために鍛えた櫂さばきを披露しました。また、長崎ペーロン選手権大会に出場する一般とレディースのチームが、デモンストレーションを行い大会に花を添えました。

 午後1時からレースを再開。午後2時40分に競技を終了し、閉会式で成績発表、表彰を行い全て終了したのが3時半ごろでした。お疲れさまでした。

 沿岸には各チームの応援席が設けられ、海上で繰り広げられる熱戦に声援を送っていました。数か月前からの練習時や当日の炊き出しなどで、選手をサポートしてきた地域の皆さんも、頑張る選手の姿を見て、苦労が吹き飛んだことと思います。なお、このペーロン大会の雰囲気から、時津町の底力とパワーを感じました。
動画 中学生の激漕シーン
動画 一般Aチームのスタートシーン
ホーム
y.canata '15.7.20
※一般の部の成績は次の通り。( )内は昨年の順位とタイム。

優勝 日並26分51秒3(2位 27分24秒7)   準優勝 久留里27分15秒3(1位 27分11秒4)
3位 元村27分34秒3(3位 27分32秒9)    4位 西時津27分40秒6(8位 28分52秒6)
5位 浦28分34秒3(4位 27分50秒3)      6位 浜田28分36秒7(7位 28分44秒6) 
7位 左底28分41秒4(6位 28分29秒3)    8位 野田28分57秒3(9位 29分19秒4)
9位 子々川29分05秒8(5位 28分26秒1)   10位 小島田29分50秒10(10位 29分20秒4)

 過去7連覇と4連覇の実績がある日並が、久留里の7連覇を阻み見事復活優勝。昨年に続いての3位元村は、Aクラスに定着し優勝を狙えるまでに力をつけてきた。
 来年は、連覇を阻まれた久留里のリベンジなるか、躍進著しい西時津や実力のついてきた元村が、優勝戦線に名乗りを上げるか、優勝経験のある左底がどう巻き返すかなど興味は尽きない。

 昨年のペーロン大会の記事は、ここをクリックしてご覧ください
 
競技会場 沿岸には各チームのテントが並び 激しい戦いに歓声が上がる
競技会場の北側(ウォーターフロント公園側)が 係船場で選手が乗降船するところ
各チーム スタート前のウォーミングアップにも力が入る(怪我をしないための柔軟体操とチーム固め 意志の統一が勝利のポイント)
各艇一斉にスタート だんだんと船影が遠くなる 右端写真はゴール後に観客のもとに あいさつに行く船(クリックすると拡大します)
動画を見て大会の雰囲気を味わってください(カネや太鼓、掛け声に注目)
第43回時津町ペーロン大会 第30回時津町中学生ペーロン大会
いざ出陣 左写真は中学生  中央の3枚は アトラクション出場のチームがスタート地点に向かう 右写真は11艇がスタートする直前(クリックすると拡大します)