第11回 左底川探検(川あそび)
 平成28年7月24日(日)、左底地区青少年健全育成協議会(藤原 浩 会長)主催の左底川探検(川あそび)が開催されました。夏休みに入って最初の日曜日の行事に、子ども55人、保護者28人、スタッフ14人(自治会、公民館、育成部の役員さんなど)、及び鳴鼓小学校の廣田校長先生と教頭先生が参加しました。総勢99人(昨年は50人)での三世代交流の川あそびになりました。校長先生と教頭先生の参加は初めてであり、子どもたちは例年になく張り切っていました。

この取り組みは11年目で、川の流れや水中の生きもの・周辺の植物等に触れたり観察したりして楽しむことにより、自然と触れ合う楽しさを味わうこととふる里の川の様子を体感し、ふる里の自然を大切にする心を育むことを狙いとしています。

 午前9時に左底公民館に集合し、時津町総合福祉センター横から左底川に入り、上流の「ほたるの里」までの約1㌖を歩いて、川に棲む生き物や植物について学習しました。当法人は、協力団体として3人(原田、宮崎、田窪)が参加し、原田会員が先導、説明役を務めました。

 役員さんは、前日(23日)の午後1時半に左底公民館に集合し、必要備品の準備や探検ルート(川)を歩いて危険物の除去、集魚仕掛け(子どもへの説明用)の設置などを行い、当日は万全の態勢で臨んだこともあって、順調に行事が進み、子どもたちは十分に楽しんでいました。

  午前11時過ぎには終点の「ほたるの里」に到着し、どんな生き物がいたかなどを班の代表(6班)が発表しました。捕獲した生き物は、発表後に水に返してやりました。全ての行事が終わり 「ほたるの里」から第1集会場(中間点)に向い、それぞれが弁当とお茶を受け取り、正午には解散しました。真夏日の暑い中での行事でしたが、就学前の小さな子どもも最後まで頑張りました。
仕掛けたワナに掛かったフナやトウヨシノボリの稚魚、カワニナ、サワガニ、テナガエビ、ウシガエルのオタマジャクシ、
目にしたトンボやセミ、アメンボ、子どもが捕獲したクワガタなどについても要所で原田案内人が説明した。
捕獲した生きものを囲む子どもたち。右端の写真は、資料を配布しほたるの生態や左底郷で飛ぶほたるについての説明をしているところ。(クリックすると拡大)
出席を取り、班分けをする育成部のお母さんたちと熱心に話しを聞く子どもたち。
第10回左底川探検(川あそび)にリンク
◎ 左底川に棲む生きもので分かること(原田案内人の見解)

① カワニナやサワガニ、淡水生のシジミが多く採れたことは、この川の水質が「Ⅰ きれいな水」「Ⅱ ややきれいな水」「Ⅲ きたない水」「Ⅳ とてもきたない水」の4段階のうち、「Ⅱややきれいな水」に判定することができる。

② 外来生物法に定める特定外来生物である「ウシガエル」の幼生(オタマジャクシ)が多く採れたことは、おそらく上流の左底池から流れてきたものと思われるが、このオタマジャクシは貪欲な捕食者であり、河川の生態系に悪影響を与えかねない。この生物を飼育したり、他の場所に移動させたり、販売することは禁止されている。

③ テナガエビが、平原川(左底川の支流)との合流点下で確認されたのは、左底川から大村湾を回遊していたことになる。
終点「ほたるの里」、捕獲した生きものについての班別発表と原田案内人の解説。
「ほたるの里」に到着するまでの様子。右端の写真は「ほたるの里」に到着し、脚立を使って陸に上がっているところ。(クリックすると拡大)
子どもは興味津々、獲物探しに必死。
福祉センター横を抜け脚立を使って川に入る(写真右)。班別に捕獲用の網とカゴを持って整列。スタート地点から原田案内人の説明に熱が入る。
廣田校長先生と教頭先生の紹介と校長先生のあいさつ。本日の予定及び注意事項などの説明を上嶌主事(黄色のシャツ)と 原田案内人(半ズボン)が行った。
主催者の藤原会長が、都合で参加できなかったために、上嶌主事が全般を取り仕切った。
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y.canata 2016.7.26