第2回のとぎつサタデールームは、6月9日(土) 時津公民館別館で児童59人(8人欠席)、外部からの講師1人と大学生スタッフ14人(長崎大学 7人《うち4人が留学生》、長崎外国語大学4人、長崎大学院生 3人)、NPOスタッフ3人、時津町役場担当職員1人(小川氏)、総勢78人が参加し実施しました。
前半は、環境月間を迎え、講師に「Diving
Service 海だより」のテレビでも紹介された中村 拓朗 氏(インストラクター&水中カメラマン)をお迎えし、“大村湾の中をのぞく”というテーマで、児童たちにもわかりやすい内容で説明していただきました。
中村先生は、シュノーケリングの格好で、背中には何か珍しそうなぬいぐるみを担いで登場!
参加者児童への最初の質問は、「大村湾はきれいですか?」。児童たちの声は、「汚い!」「濁っている!」「ヌルヌルしている!」など子どもたちの目にはきれいな大村湾ではなさそうでした。
その後、先生が実際に撮影した数々のパネルで大村湾を中心に、小魚や海藻などを紹介し、特に、最近の大村湾では“あま藻”が少なくなっている。この“あま藻”は、産卵や小魚の成長に必要な海藻ですが、地球温暖化の影響もその要因と話していました。
背中に担いできたぬいぐるみは「白いスナメリ」でした! このスナメリは大村湾に約300頭が生息しており、時折「大村湾内で見つけた!」という報告もありますが、「時津町の崎野公園からよく見つけられる」という話をしました。
子どもたちは時間を経るとともに、緊張が緩み(集中心が薄れ)がち。それを見透かしたかのように、海中を撮影するためのカメラやボンベなどの機材を見せ、ボンベを担ぐ体験をさせたり、実際に水深2~3mで動画撮影した“タツノオトシゴ”の産卵や孵化の様子を紹介したりしました。
お話の最後には、「大村湾の中はきれいだったでしょうか?」と子どもたちに質問したところ「きれいだった!」という答えが返ってきました。先生からは「大村湾が今よりもっときれいになり“あま藻”がたくさん増えるように皆さんで考えてみましょう!という言葉で締めくくりました。
後半は、長崎外国語大学の北村 奈々 氏が講師になり、簡単な英語を勉強しました。
グループで輪を作り、その中でペアを組み「英語で紹介しあおう!」というテーマで進みました。
いつも使っている「How are you ?」をもっと違う表現の「How’s it going ?」を使い、続けて名前や年齢などを聞きあい、楽しい英語を勉強しました。その中には、感情表現も加えられており、子どもたちは大きな声で話していました。
すべて終了後のスタッフ反省会では、「子どもたちをもっと楽しくするためにはどうすればいいのか?」や「端っこや机の下に入る子どもたちを、前に引き出すためにはどうすればいいか?」などを真剣に話し合い、改善策を模索しているのを頼もしいと思いました。
しかし、9時から開始し12時までの3時間、大学生はじめスタッフの皆さんの指導には、改めて頭が下がる思いでした。皆さん、どうもお疲れさまでした。
※ 今回は写真提供を含め、当法人会員の清浦 保 理事にレポートいただきました。